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作物を育てて、それを食べ、生活もできる。こんな仕事他にない 宮﨑 善行((有)吉田農産:加賀市)

就農しようと考えた理由

 農業に興味を持ったのは20歳の頃。一人で東南アジアを旅していた時に、現地の人の家に泊めてもらったお礼に農作業を手伝ったり、ネパールの山奥でコシヒカリを育てる日本人に出会ったりしたのがきっかけでした。帰国してたまたまアルバイトに来たのが(有)吉田農産。派遣社員として農業関係の機械設備会社に就職した後も、休日はアルバイトを続けていました。景気の減退などで将来について考え始めた4年前、社長が「腰を据えてやるならなら、雇用事業を使って入社しないか」と言ってくれ、アルバイトを卒業し社員になりました。

現在担当している内容

 2名の従業員と共に現場作業を受け持っています。社長からの指示を受けて私が段取りなどを指示。田植えや収穫の時期にはアルバイトが増えるので、その人たちをまとめる役もしています。田んぼでの作業で一番難しいのは、田植え機、トラクター、コンバインなど農業機械の運転。乗るだけなら誰でもできるのですが、土や雨の具合によって田んぼごとに状況が違うので、そのわずかな違いを体で感じて微調整できるように修行中です。

将来の目指している農業

 農家の高齢化が進み、地域の担い手として今後(有)吉田農産の引き受ける田んぼは増える一方でしょう。膨大な面積をきちんと管理するためには、各従業員が責任者として人を使えるくらいになることが必要だと思っています。私が農業機械を完璧に乗りこなして知識も身に付け、社長の負担を減らすこともその一つ。社長が会社の代表として動くことができれば、仕事の幅も広がるでしょう。これからも(有)吉田農産でスキルアップしながら、効率よくいいものを作る農業を探求したいと考えています。

 農業は暑くて、寒くて、重いという大変な仕事。本気じゃないとできません。そこをよく理解したうえで、挑戦するといいと思います。米なのか野菜なのか、自分が作りたいものとその栽培スタイルを考えて研修先を選ぶのも大事です。

社長が目標。貪欲にスキルを上げたい

 就職した後も(有)吉田農産でアルバイトをしていたのは、大規模農家だったから。当社は約100haの田んぼで米を栽培しており、他の農家の10年分の経験を1年でできると考えたのです。農業機械の操作は4年目の今でも社長には追いつけません。他の農家を手伝いに行って田んぼに入るとその技術の違いは明らか。うちの田んぼは土がやわらかくて動きやすく、ほんの少しだけ傾斜が付けてあるので水が均等に行き渡ります。こういったことを目の当たりにすると、自分の未熟さを痛感。「楽をさせてもらっているんだな」「頑張らないといけないな」と感じます。
 今は後輩社員が2名でき教育係もしているので、うまくいったことや失敗したことなど田んぼでの経験をすべて言葉で伝えられるよう考えながら仕事をしています。特に農業経験がない人は、感覚で教えられると分からないことがあります。私も苦労したので、これから若い世代を育てていくには言葉できちんと伝えることも必要だと思っています。
 自分が育てたものを食べることができて、それが仕事になるなんてこんないいことはありません。農業ができて幸せです。

研修内容・改善点・事業の成果・今後の方針など

 アルバイト期間が長く作業の流れは十分理解していたので、実践の中で細かい技術や農業機械の操作を中心に研修を行いました。今後も引き受ける田んぼが増えることが予想できることから、田植えや収穫時のアルバイトをまとめてくれる人材を求めていた時に雇用事業を活用できたことは、従業員を雇うよいきっかけになりました。先を見越して人も機械も先行投資をして備えるのが私のやり方。1年間という研修期間があったこともあり、今では「現場作業主任」的な立場で活躍してくれています。

研修中の教育方針、方法、工夫など

 「手抜きではない楽は効率」。いつも私が言うことです。常に全力で取り組むと体を壊すし、手を抜くといいものができません。だから、一つひとつの作業に対するこだわりと折り合い、それを自分で考え厳しく判断できるように作業の重要性や必要な理由を説明。常に1〜2年ではクリアできそうもない高い目標を設定し、作業だけでなくその段取りから担当してもらいました。これらすべては農家として当たり前のことを覚えるためのもの。あとはあまり決め事を作らず、「失敗も経験、それを取り戻す苦労もまた経験」という気持ちで見守りました。

研修生へのエール

 今の課題は、乗れる農業機械の数を増やすこと。そして自分ではなく人を動かし、作業ではなく稲の管理ができるようになること。あと2年はかかるかな。今もこれからも会社を支える重要な社員であることは変わりません。

有限会社 吉田農産
◆代表者名/吉田 義弘
◆連絡先/加賀市宮地町ト23
◆経営概要/水稲65ha、大豆22ha、作業受託10ha、そば6ha
 

 

宮﨑 善行((有)吉田農産:加賀市)【PDF:1886KB】

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