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HOME農業をもっと頑張りたい方へ農業で活躍している人たち輝け!新農業人「おいしかったよ」の言葉を励みに販路拡大にも貢献していきたい 向 正希((有)川原農産:輪島市)
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「おいしかったよ」の言葉を励みに販路拡大にも貢献していきたい 向 正希((有)川原農産:輪島市)

就農しようと考えた理由

 群馬県の嬬恋村でキャベツ収穫のアルバイトをしたことが農業との出合い。その時「農業って楽しいな」と思いました。地元で就職したものの、何度か転職。新しい仕事を探していた4年前、以前キャベツ畑で感じた楽しさを思い出し、農業をやってみたいという気持ちが膨らんでいきました。しかし、田んぼも畑も知り合いも持っていない私がどうすれば農業を仕事にできるのか分からずにいたところ、偶然、合同就業面談会があることを知り参加。そこで川原社長と初めて会い「輪島でやってみるか」とチャンスをもらい、この世界に飛び込みました。

現在担当している内容

 米や栗、林檎、大豆など当社で栽培している作物の栽培から収穫までひと通りの仕事を行っています。冬は、自家栽培の米や栗でポン菓子や焼き栗などの加工品作りも担当。また、毎月1回参加している東京での青空市では、商品を積んだトラックの運転から、設営、売り子など何でもやります。これまでいろいろな仕事を経験してきたことがこんなところで役に立つなんて思ってもいませんでした。最近では後輩スタッフに仕事を教えることも増えてきています。

将来の目指している農業

 平成25年から営業担当になり、名刺も作ってもらいました。とはいっても、現場での仕事はこれまで通り。営業なんてこれまで経験がないことで不安もありますが、青空市でお客様から「おいしかったからまた買いに来たよ」と声をかけてもらった時の感動をもっともっと増やしていくイメージ。実現すれば、さらに農業が楽しくなるのでしょうね。ゆくゆくは自立して、自分が育てた米や野菜で作った料理を出す小さなごはん屋さんを持つのが夢。でも、まだまだ知らないことやできないことばかりなので、当分は(有)川原農産で勉強させてもらうつもりです。

 農業はある意味"特殊"な仕事です。体はきついし、汚れるし、思い通りにはいかないことだらけ。しかも給料だって決して高くはありません。でも、大地から食べるものを生み出す農業は人間の原点。ものづくりに興味があるなら、こんなに面白くてやりがいのある仕事はないと思います。

覚悟と忍耐で乗り越えた壁

 これまで農業を辞めたいと思ったことは一度もありません。もちろん、嫌な仕事はいっぱいありますし、今日はだるいな、帰りたいなと思う日もあります。研修スタート当初は初めてのことばかりで失敗も多く叱られてばかり。くやしくて情けなくてとてもつらかった。でも、何も分からないまま辞めるのは嫌だと思っていたことと、当社での研修が決まった時、これまでの自分を振り返り"もう中途半端はやめよう""一つの仕事をやり遂げられる人間になろう"と心に誓ったことが自分を奮い立たせる力になりました。どんな仕事でもせっかくなら楽しいことを見つけてやっていこうと考えるようになってから何かが変わり始め、今では充実感を得られる日が7割くらいになりました。
 農業は、冬は仕事がないというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、当社は焼き栗などの加工品を作っているので1年中仕事があります。収入面からいってもとてもありがたいことだと思っています。

研修内容・改善点・事業の成果・今後の方針など

 特別なことはせず、他のスタッフと一緒に田んぼの管理や林檎の摘花、栗園の下草刈り、収穫の補助などその時期ごとの作業を順番に経験してもらいました。トラクターでの田起こしも最初は練習を兼ねて深くない田んぼで作業してから。仕事を少しずつ教えたのは、本人も無理をせず経営側も期待しすぎない環境下で、順を追って確実に任せられる作業を増やしてもらおうという狙いからです。農機具を使うのでケガの無いようにだけは細心の注意を払いました。雇用事業を利用したおかげで2年目には即戦力の社員として迎えることができ、安心して田んぼを3haほど増やすことができました。

研修中の教育方針、方法、工夫など

 農作業に限らず仕事のできる、できないは個人によって差があるもの。私たちが大切にしたいのはそういった結果ではなく、一生懸命やろうという姿勢です。その点、向さんは研修開始当初から好印象。言われたことだけをやるのではなく、どうすればより効率よくできるかを考え、実践し、時間が余れば率先して掃除や後片付けをするなど、何かを見つけて動こうとする人で、今でもその姿は変わりません。改めて、とても良い人を仲間として迎えられたと感謝しています。

研修生へのエール

 これからはお客様を待っているだけでは農業を続けることができない時代。持ち前の人当たりの良さと海外を巡って身に付けた度胸を生かし、営業としても力を発揮してくれることを大いに期待しています。

有限会社 川原農産
◆代表者名/川原 義正
◆連絡先/輪島市町野町徳成谷内ロ部12番地
◆経営概要/水稲23ha、栗2ha、林檎80a、大豆10a
 

 

向 正希((有)川原農産:輪島市)【PDF:1559KB】

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