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夢だった有機栽培。まだまだやりたいことがたくさんあります 甚内 幸子(金沢農業:金沢市)

就農しようと考えた理由

 30代前半頃から体を使って創造的なことをしたいと思うようになり、その気持ちがいつしか結びついたのが農業でした。在職中に水田のオーナー制度に応募し、田植えや稲刈りなどをイベント的に経験。退職してからも短期の農業体験をいくつか経験し、その後、本格的に農業を志しました。私の場合は会社員としての就農をめざして、就職に有利になるよう農業学校に1年入学。その後さらに1年間、石川県内の農家で働いた後、以前から興味があった有機栽培をしたいと金沢農業に研修生として入社しました。

現在担当している内容

 野菜部門で出荷を担当しています。具体的には、収穫した野菜を袋や箱に詰め出荷するまでの一連の流れの管理。直売所に出荷する時は配達や売り場への陳列も行います。その他の時間は栽培管理。当農園は小松菜、水菜、ルッコラといった通年のものから、春菊、人参、カブといった季節のものまで少量多品目の野菜を農薬や化学肥料を使わず有機栽培しており、土作り、水やり、草抜きなどその時に応じた作業を総勢12名の仲間と一緒に行います。

将来の目指している農業

 金沢農業の野菜部門が立ち上がって4年目。やっと黒字化できそうなところまできましたが、作業の手順などの小さなことから、設備に関する大きなことまで、まだまだ改善の余地があると感じています。より効率のよい方法を探して出荷量を増やし、もっと多くの人に私たちが作った野菜を手に取ってもらえるようにしたいです。まだ道半ば。栽培技術も農業に関する知識も十分とはいえません。これからも、金沢農業でさらに勉強と経験を積みたいと思っています。

 自分のことを振り返ってみても、躊躇しているうちはそのタイミングではないのかもしれません。農業をやりたいという気持ちが高まれば、自然と行動を起こせるもの。その時には自分のビジョンをしっかり持ち、自分に足りないものを見極め、冷静に準備することも大切です。

継続の力は「やってみたい」という気持ち

 長年勤めていた職場を「次は農業を仕事にする」と決めて退職。企業の社員として農業をするためには経験や知識が不足していると感じ、県外の農業学校で1年間野菜栽培について学びました。金沢農業に入社を希望したのは、有機栽培をやりたかったから。ちょうど野菜部門を創設するタイミングと重なり、雇用事業の活用もできるということで野菜担当の研修生として迎えてもらいました。
 私にとっても会社にとっても野菜栽培は初めてのこと。これまで探りながらやってきた部分もあるので、技術的にはまだまだ。有機栽培は虫食いや病気の発生などで栽培した野菜がすべて出荷できないこともあるので、ロスを減らすことも今後の課題の一つです。
 会社のいいところは、仲間がいること。最初は私だけだった野菜部門も今は計12名になり、アイディアを出し合いながら仕事をしています。人が多いということは、みんなの給料分を確保するだけの売り上げも必要なので、たとえ小さなことでも積極的に改善していきたいです。幸い社長も失敗を恐れずやってみようという考えで、何にでもチャレンジさせてくれる環境。「やってみたい」「試したい」という気持ちがある限り、農業を続けられる気がしています。

研修内容・改善点・事業の成果・今後の方針など

 米、麦、大豆に特化した生産体制をとり、関連会社の(株)金沢大地で加工販売を行う中で、自社栽培の野菜があれば商品の幅の広がりやシナジー効果を期待できるのではないかと考え野菜部門を立ち上げました。そのきっかけとなったのが甚内さん。スタートメンバーとして頑張ってくれたおかげで、今年は黒字が見込めるまでに成長。ドライ野菜や漬物、ジャムなど(株)金沢大地も商品が増え、ラインアップに彩りが生まれるなど経営上でもプラスの効果をもたらしてくれました。今後は手をかけても付加価値の高い野菜を作る、雇用創造型の農業に変えていく必要があると考えています。

研修中の教育方針、方法、工夫など

 週に1度程度、有機JASの基調を学び、種や栽培法についてのルールを確認。甚内さんが調べてきたことについてアドバイスを行う時間を持った他は、畑での作業が中心でした。作る品目も甚内さんの希望を聞き、自主性に任せました。
 当社は早い時期から福利厚生を整備し、残業手当も他産業並みの水準にするなど労働環境の向上に努めてきました。離職率が低いのはこういった理由も大きいのではないでしょうか。従業員定着の工夫の一つです。

研修生へのエール

 当社には穀物部門や加工販売を行う関連会社など、何にでも挑戦できる土壌があります。作物に限らず、自分がしたいことを見つけてどんどん会社に提案してください。モチベーションが上がれば自身が成長し、次のステップに進めるはずです。日頃からの頑張りに感謝しています。

金沢農業
◆代表者名/井村 辰二郎
◆連絡先/金沢市八田町東9
◆経営概要/水稲30ha、大麦57ha、小麦90ha、大豆140ha、ハトムギ1ha、野菜3ha
 

 

甚内 幸子(金沢農業:金沢市)【PDF:1738KB】

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