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食べる人へのラブレター。そんな気持ちで野菜作りを続けたい 髙田 晴伸((有)本葡萄園:金沢市)

就農しようと考えた理由

 農業はいずれやりたい、やるだろうなと思っていました。幼い頃、夏休みになると兼業農家をしている母の実家で自然に親しんだからかもしれません。映像の仕事はとても好きでしたが、電波には形がなく誰かにきちんと届けられるもの作りがしたいという思いもあり、妻の故郷石川県での就農を考えるように。いしかわ耕稼塾に体験コースから通い始め、農業に関しては少しずつ知識を増やすことにして、まずは経験のある映像の仕事を見つけてIターン。働きながら週に1回の予科コースに通っている時、(有)本葡萄園から話があり本格就農することになりました。

現在担当している内容

 昨年新設された野菜部門で、栽培品目の決定から栽培、販売まですべてを担当。ビニールハウスを含め10aの畑で無農薬栽培をしています。1年目の昨年は、チコリや芽キャベツなど、種を撒いたものだけでも50種。系列会社のレストランで使ってもらえそうなものや自分が作りたいものなど、実験的に少量多品目を栽培しました。来年度からはあと20a畑が増え、トラクターが必要になるのでその調達、交渉も行っています。

将来の目指している農業

 畑が増えるのに合わせて、じゃがいもやかぼちゃなど面積が必要な野菜に挑戦しながら、今年手応えがあった品目について、安定的にレストランへ出せるだけの収量を確保するのが目標。レストランというハレの舞台にふさわしい華やかでバラエティ豊かで、ここにしかないものを作っていきたいです。個人的には、今ちょうど子どもが野菜を嫌う年齢なので、私が育てたもので克服させたいと思っています。

 例えばいしかわ耕稼塾の8日間コースに通い、興味があれば週1回の予科に入学するなど、働きながらでも農業の勉強はできます。手順を踏んで、確実性を高めながら準備するといいですよ。私が考える農業に一番必要なことは好奇心。種を撒かないと芽は出ません。まずは一粒撒いてみてはいかがですか。

「届ける」という気持ちを大切にしたい

 初めて社長に会った時、「おいしくて、美しくて、ストーリーのある野菜を作って欲しい」と言われました。前職でドラマの編集をしていた私は「農業の経験は浅いけれど、ストーリー作りならできるかもしれない」とすぐに(有)本葡萄園でお世話になることを決めました。畑で作業ばかりしているとどうしても視野が狭くなってしまうのですが、1年間は研修生として週1回いしかわ耕稼塾に通えたので、仲間との情報交換などで刺激をもらえたことはとても支えになりました。
 少し照れくさいですが、私は野菜を食べてくれる人や使ってくれる人へのラブレターだと思って育てています。無農薬栽培をするのも、届ける相手を想うからこそ。来年度はJAS有機の講習会にも参加し、認証取得に向けて準備を始めるつもり。レストランを系列会社に持つ農園としての強みを生かし、将来的にはジャムなど加工を見越した計画生産も考えています。新規部門で先輩もいない環境に最初は不安もありましたが、作物が日々成長していく姿を見ながら仕事ができるのはとても楽しいです。「晴」れると「伸」びるという農業にぴったりの名前をくれた親にも感謝しています。

研修内容・改善点・事業の成果・今後の方針など

 系列会社が運営するレストランで生産者の顔が見える野菜を提供しており、その中に自家栽培のものも取り入れたいと野菜部門を開設しました。私はぶどう栽培の技術なら教えることができますが、野菜に関しては素人同然。ですから、畑のことは髙田さんの自主性に任せ、野菜部門を預かる者として必要な値段の決め方やコスト意識を持つことなど経営方法を折に触れて話しました。本格的な農業の経験がないということで本人が抱いてしまう心苦しさをカバーしてくれたのが雇用事業。企業にとってはもちろん、研修生にとっても心理的負担を軽減するありがたいシステムだと思っています。

研修中の教育方針、方法、工夫など

 これまで社会経験を積んできたことと、40歳という年齢もよかったのでしょう。次に何をすべきか考えて動いてくれるので助かりました。仕事を始めるにあたってお願いしたのは、おいしくて、美しくて、物語がある野菜作り。レストランという売り先、欲しいものを聞ける環境、これらをフル活用した人に驚きと感動を与えられる作物で、農園や系列会社に新しい風を起こして欲しいと願っています。

研修生へのエール

 ゼロからの出発で苦労もあると思いますが、一番の願いは髙田さんがいつでも笑顔でいきいきと働いてくれること。そして、お客様にとって魅力的な付加価値の高いものを提供できる部門に成長してくれることに期待しています。

有限会社 本葡萄園
◆代表者名/本 昌康
◆連絡先/金沢市岩出町ハ50-1
◆経営概要/ぶどう2ha、野菜10a
 

 

髙田 晴伸((有)本葡萄園:金沢市)【PDF:1789KB】

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