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田んぼがある風景を守る環境にやさしい農業を探求したい 盛山 幸佑((株)六星:白山市)

就農しようと考えた理由

 金沢の大学で農学系の学科を専攻。興味があった環境関連企業への就職を考えていましたが、帰省するたびに故郷の田んぼが減っていくのを目にし、何とかしたいという気持ちから農業も視野に入れるようになりました。実は当社のことは学生時代から知っており、イベントに参加したことも。その時からアットホームないい雰囲気の会社だなという印象を持っていたことや屋外で仕事をすることが自分の性に合っていると思ったことから入社しました。

現在担当している内容

 営農課に所属し、白山もちや無農薬栽培の米を担当。数集落からなる10ha分の水管理などを行っています。また、昨年からは珠洲市の畑でのそば栽培も任せてもらいました。初めて作るものなので不安もありましたが、近隣の先輩農家にコツを教えてもらい、求められていた量を収穫することができました。当社は6次化を積極的に行っており直売所もあるので、作ったものが商品として店頭に並ぶまでを見られるのもいいところです。

将来の目指している農業

 環境に関する興味や大学で学んだ知識を今後の農業に生かしていきたいです。当社では除草剤を使用せず、紙のシートを敷いて雑草の繁茂を防ぐ紙マルチ農法を始め、環境に配慮した取り組みを早い時期から行っています。しかし、防げない害虫や病気もあるので、作物が全滅することがないようあと一つか二つ、農薬不使用で環境にも良い農法を見つけておきたいと思っています。もちろん、10年先も(株)六星で農業をやっていたいです。

 農業は体を動かさないと始まらない厳しい仕事。まったく経験がないと、現実を知った時、理想とのギャップで辞めてしまう人もいます。就農する前にインターンシップなどを利用して体験してみることをおすすめします。実際にやってみると、厳しさも楽しさも分かるはずです。

おいしい米を作って(株)六星を全国区に!

 当社の農地は約130ha。農業経験のない私は、最初その広さのイメージもつきませんでした。自然の中で伸び伸びと仕事をするという想像は大きな間違いで、決められた期間内で作業を終わらせるため毎日大忙しです。米は1年に1回しか作ることができないので、最初は作業を覚えることだけで精一杯。でも回数を重ねるごとに作物が何を求めているかを探りながら育てていく農業の面白さが分かってきました。昨年から任されたそば栽培は、種まきから収穫、加工用に乾燥するまで一人で担当。ある程度の収量があり、何人もが注意してくれた「風味を残して乾燥すること」もうまくいき、食べた人から「おいしい」と言ってもらえた時は本当にうれしかったです。
 当面の目標は、品目や植付面積などの栽培に関するすべてを決める営農課のマネージャー。人を育てる力や営業、加工といった他部署とコミュニケーションをとる力が自分には足りないと感じているので、農業技術も含めて勉強していきたいです。
 そして大きな夢は(株)六星の名を県外にも広めること。営農課だけでなく会社全体でまだまだ改善すべきところはありますが、地道に安定しておいしい米を作り続けていくことがたくさんの人に当社の名前と作物の味を知ってもらうきっかけになると信じて、仕事に取り組んでいきます。

研修内容・改善点・事業の成果・今後の方針など

 農業法人として地域の農地を活用し継続的に生産ができるようにするのが当社の大命題。そのためには次世代を担う若い力が欠かせません。しかし、若い人を安定雇用する場合には技能を会得し収益性を上げるための期間が必要。そこに今回のような事業支援があれば会社は積極的な雇用が可能になります。つまり、技能を持った社員を補ってもらったのと同じこと。ありがたいと思っています。規模拡大についても、人の育成を先に行い基盤をつくることが大切。生産性のない規模拡大はうまくいかないと考えています。

研修中の教育方針、方法、工夫など

 当社には社員をいずれ独立させようという考えはありません。農業者となった時に個人が負うリスクを負担する代わりに職業として、安心して農業をしてもらう。その中で企業として事業を展開していくことが戦略です。そのため社員はいずれ会社の中枢を担う人材として、人間性も含めて適性に合わせて育てています。盛山さんも4年目でそば栽培など責任ある仕事を任されているように比較的成長が早いのは、平均年齢が34歳と若く社員間の年齢差が少ないため。周囲との関係を築きやすく、お互いがよい刺激となっているのでしょう。課を細分化してリーダーを置き、目標となる人を身近に示すのも当社の特徴です。

研修生へのエール

 他の農家や農地の所有者と話をして視野を広げ、考える習慣をつけてください。そして(株)六星について、さらには今後の農業についてどんどん発言して欲しいのです。私たちは地域の担い手であり、農業を辞めるわけにはいきません。だからこそ、会社をいい方向に導き、将来の展望を広げる存在になってください。

株式会社 六星
◆代表者名/輕部 英俊
◆連絡先/白山市橋爪町104番地
◆経営概要/水稲126ha、野菜7.5ha
 

 

盛山 幸佑((株)六星:白山市)【PDF:1620KB】

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