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1円でも高く売る努力をしてなっぱ会をブランドにしたい 中野 勝((株)なっぱ会:加賀市)

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就農しようと考えた理由

 (株)なっぱ会の北村代表は10年来の知人。加賀で生ごみリサイクルシステムを確立させて環境に配慮した農業に取り組んでいるという話は以前から聞いていました。その時はまさか自分が関わるとは思ってもいませんでしたが、リサイクルシステムに加わっている農園を農業生産法人にするので一緒にやらないかと誘われ、それをきっかけに興味を持ちました。正直、農業をやりたいという積極的な気持も経験もなかったのですが、興味はあったのでやってみることにしました。

現在担当している内容

 現在入社3年目で、2年目から販売を担当しています。1日20店ほどのスーパーや直売所に商品を配達。他の農家の作物や出荷状況を見ながら、どこにどれだけの商品を卸し、いくらで販売するかを決めるのも私の担当です。仲間が一生懸命育てた作物をお金に換える責任ある仕事。1人でも多くの方に買っていただくための努力は惜しみません。当社の野菜は資源を循環させて環境に配慮した農法で作ったものだということを分かってもらうためにポップを作り、商品と一緒に飾ることもあります。

将来の目指している農業

 まずは独り立ちしたい。今は何でも聞きながら仕事をしていますが、自分で判断して動けるようになるのが目標です。少しでも高くすべての商品を販売する値付け方法を身に付けると同時に、販路拡大についても現在は営業部長に同行することしかできていないので勉強していきたい。売る努力を続けて、「(株)なっぱ会」をブランド化するのが私の夢です。そして畑にも出て作物を育て、自社の商品に対する思い入れを再確認しながら販売担当として経験を積みたいです。

 農業に向き、不向きはないと思います。それは、何の経験もない自分ができたから。ただ、興味を持てるかどうかは大切。興味があれば、作物が実った時何かを感じるはずです。日常生活で体験しないような暑さや寒さとの戦いなので、決して楽ではありません。でも体力的なことは、コツを掴めば慣れますよ。

販売技術と感性を磨きたい

 日頃からスポーツをしており人より体力はあると思っていましたが、それでも夏のビニールハウスの暑さは想像以上。脱水症状を起こしたこともありました。しかし、今思うと日常生活の感覚のままタンクトップで仕事をし汗をかきすぎてしまったのが原因。それくらい“ど素人”からのスタートでした。
1年目は畑に出てアスパラ、トマト、きゅうり、キャベツなどさまざまな野菜を育てながら生産現場の仕事を覚えました。小さな種から野菜が実るまでを一度体験したら、自分でも驚くほど農業が面白くなっていました。体力的に厳しくても、「作物が待っているから休んでいられない」と気付けばそんな気持ちで仕事をしていました。
2年目から担当している販売は、お客様の声が直接聞けるのが魅力。「おいしかったからまた買うわ」と言われた時は、涙が出そうなほど嬉しかったです。仲間が育ててくれた商品を一つ残らず売りたいという気持ちからすぐに値段を下げる傾向にあったのですが、それは甘えだと気付き、今は値下げせずに売り切る方法や対処法、値付け法、付加価値の付け方などを勉強中です。現在栽培を担当しているのは20代の志のある人ばかり。年下ですがど素人の“ど”がやっと取れた状況の私には教えてもらうことがたくさんあり、良い刺激をもらっています。チームワークで(株)なっぱ会というブランドを確立したいです。

研修内容・改善点・事業の成果・今後の方針など

 加賀市内の事業所や一般家庭などから出る食品残渣を堆肥化。農機具の燃料は廃食油からできたバイオ燃料を使って野菜を栽培し販売するという資源リサイクルを行う中で、どうしても利益があげられない農園を農業生産法人にして再生させようと(株)なっぱ会は誕生しました。当社はこれまでの農家が積極的にしてこなかった「売る努力」をしており、作物のできと量に応じて売り先を変えるなどして出荷率は95%を誇ります。中野さんが販売担当になってから、取扱店が増え売り上げも上がっています。自分で考え汗をかいて行動した何よりの結果です。

研修中の教育方針、方法、工夫など

 責めない。これが私たちの経営理念。農業はとてもつらい仕事です。作る喜びと売る喜びを自ら感じることができなければとても続けていけません。だからほめてやる気を出させる。責めれば義務になってしまいます。農業には種を撒いたり、収穫したりといろいろなステージがあり、日々変化する作物やお客様に合わせて考えながら仕事をしなくてはいけません。そのタイミングに合わせて個人に最適なマクロの指導を行い、歯車ではないこと、やればできることを体感させ喜びを生む。こうして個人の能力を引き出すこと、各ステージを用意することが経営者に問われていることだと感じています。

研修生へのエール

 作る努力と売る努力。その両方を早いうちに会得し成長してくれたことにはとても感謝しています。これまでの経験で得たことを後進に伝え、自分もさらなる成長を遂げて欲しい。中野さんならできます。会社の中枢を担う人材として期待しています。

農業生産法人 株式会社 なっぱ会
◆代表者名/北村 栄
◆連絡先/加賀市塩浜町ケ48番地
◆経営概要/きゅうり60a、ミニトマト12a、水菜8a、小松菜8a、金時草150a
 

 

中野 勝((株)なっぱ会:加賀市)【PDF:1674KB】

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