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自慢の「能登島赤土ねぎ」に結実した 能登島で農業を営む素晴らしさ(瀬成農場)

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瀬成農場

代表 : 瀬成 龍史

経営規模 白ネギ1.6ha、葉ネギ15a、水稲60a、サツマイモ65a、ワラビ2.5ha
所在地 七尾市能登島閨町2号55番地3

先祖から受け継いだ この島の「赤土」こそ財産

 「能登島の赤土で育てたネギやサツマイモの甘さは、どこにも負けない」と胸を張る瀬成 龍史さん。七尾湾に浮かぶ能登島で、代々農業を営む瀬成農場の代表である。高台で、海まで見渡せる風光明媚な農場が家の周囲に広がり、ほ場まで歩いて行ける好環境。
羨ましいぐらい自然に恵まれている。
 「何より素晴らしいのは、先祖から受け継いだこの赤土の農地。埴土100%で土壌粒子が細かく、団粒構造で保水力と通気性に優れ、野菜の棚持ちもいい」作る難しさはあるが、そこは腕次第と自信を覗かせる。島の農家に生まれた瀬成さんは幼少より生活の中心に農業があり、県の農業短大卒業と同時に、二十歳で就農した筋金入りの農業人なのだ。
 「祖父も、父も、この能登島の大地に根を張って逞しく生きてきた。その姿を見て育ったので、学校を出たら最初から農業をやると決めていた」という。以来、農業一筋37年。能登島の赤土を耕し、赤土と共に生きている。
 就農当時から父が手がけていた『葉タバコ』を中心に営農。契約栽培で農業経営も安定していた。しかし近年、時代は世界的な健康ブームを迎える。品質には絶対の自信を持っていたが、禁煙が時代の流れなら、それに逆らっても得策ではない。時代の声に耳を傾け、葉タバコから白ネギに、主力作物を切り替える道を選んだ。

時代の声を捉える経営 白ネギに掛ける想い

 「まず基本は安心、安全、高品質。環境に優しいエコ農業やマーケットの声も、これからは大切な指針になる」時代を見据え、健康志向に配慮した減農薬・減肥に取り組む瀬成さん。幾つもの大手スーパーと取引しているだけに、マーケットのニーズを捉える感覚はじつに実践的だ。
現在、白ネギを中心に、葉ネギ、水稲、サツマイモ、そして昨年からはワラビにも取り組んでいる。特に主力の白ネギは農薬のカウント数を慣行の3分の2に減らしているという。
 「無駄を省いたギリギリの防除なので、注意深く、ネギと向き合っている」いいものを届けるためには〝どこまで繊細に見極めることが出来るか〟に掛かっている。毎日が真剣勝負だ。
 「農業は自然が相手。何が起こるか分からない。だから何が起こっても、前を向いて淡々と耕すだけ」穏やかな表情で、瀬成さんはそう語る。
出荷直前に雹が降ったり、強風が吹いてネギが倒れたり、これまで何度も痛い目にあっている。だからといって、その度に凹んでいては農業は出来ない。自然と向き合う農業には、繊細さと逞しさが、両方とも必要なのだ。

「観光農園」を視野に入れ ワラビを本格スタート

 「自然相手の農業に満点はない。だからこそ品質と価格のバランスが大切」それが瀬成さんの持論である。赤土で育てた白ネギは瑞々しく、通常よりずっしりと重く、身がしまっている。それでいて食感は柔らかく、火を通すと甘いのが特徴。ファンも多く、その大半が大手スーパーで販売されている。
 スーパーとの取引は、安定した売上が見込める分、安定供給が求められる。自然が相手だから、簡単ではない。そこで重視しているのが、先の先を読んだ計画出荷だ。天気予報を睨み、ほ場全体に気を配る。半日違えば、結果に大きな差が生まれるからだ。
 「これから先、時代はどう動くか」
新しい経営の柱として、瀬成さんはワラビによる観光農園を視野に入れて動き出している。昨年から、すでに何社かと取引もスタートさせた。ここでも赤土で育った〝能登島のワラビは品質が高い〟と評判も上々だ。
こうした展開は、次の時代の農業と地域活性を見据えてのこと。後継者である長男の道斗さんも、頼もしく成長した。今こそ挑戦の時だと感じている。
 能登島の青い空と青い海、赤い土に広がるネギの緑。瀬成さん一家はこの赤土を耕しながら、これからも能登島の農業人として、しなやかに逞しく生きてゆくに違いない。

瀬成農場(石川県七尾市能登島閨町)【PDF:1,206KB】

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