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徹底した効率化と大型機械の 導入で大規模農業のリーダーに(宮川 剛)

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代表: 宮川 美智夫

経営規模 水稲46ha、大麦60ha、大豆60ha、里芋1ha、玉ねぎ2ha
所在地 金沢市蚊爪町ロ6

夢にも思っていなかった農業の世界に踏み出す

 河北潟干拓地と河北潟から海岸にかけての金沢市北部を合わせて、およそ180haの大規模農業経営を行なっている宮川 剛さん。農業の世界に入って今年で24年になる。
もともと父親の美智夫さんが、昭和33年からサラリーマンのかたわら農業を手がけ、0.3haの水稲を栽培する兼業農家となった。その後、河北潟の干拓事業が行なわれ、昭和58年から始まった河北潟干拓地の暫定営農に、専業農家として入った。それまでは干拓地外で小規模に当初は野菜を中心に作っていたが、河北潟から新しい農業を発信したいと強い思いを抱き、本格的に農業経営を開始した。
 その頃、高校生だった剛さんは農業の道に入ろうとは夢にも思わず、父親の決意にエールを送っていた。その後県外の大学に進学したが、休学届を出して地元に戻り、そのとき知り合った石川県農業青年グループの仲間たちから「一緒に農業をやろう」と誘われたのがきっかけで就農する。当時の耕作地は2ha程度で、まだ夢の一歩を踏み出したところだった。
 その数年後、日本に空前のバブル期が到来する。農業に見切りをつけ、儲けのいい仕事を求め転職する農家が増えていった。離農する水田を引き受けていたところ、みるみる面積が広がり、アッという間に水田経営が主体となる。夢にも思っていなかった農業が、現実となり大きく広がり出した。

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基本を徹底的に守り抜く それが周囲の信頼に繋がる

 現在、河北潟では大豆、大麦の畑作物を、干拓地外では水稲と玉ねぎ、里芋を栽培。剛さんは主に水稲、大豆、大麦を担当している。家族3人と従業員3人の計6人体制であたっているが、広大なほ場を管理するには、徹底した効率化した作業と高性能な機械の導入がカギとなる。
 とくに6月以降は「麦の収穫」と「大豆の播種」が重なり、目の回る忙しさだ。主な作業を数えると、6月10日頃から7月初旬にかけて大麦の収穫を終わらせ、すぐさま大豆を播く。秋は逆に大豆のあとすぐに大麦にかかる。
それ以外に干拓地の外にある46haの稲の田植えや刈り取り・・・・どれだけ時間があっても足りないくらいだ。
そんな中で大規模営農屈指の優良経営をうたわれているのは、可能な限り「基本に忠実なポイントを押さえた管理」を行なっているからだ。
 生育初期から除草を年に3回。大豆の土寄せは、通常2回のところを4回。麦は麦茶用のためタンパク質を高める追肥、野鳥による食害を防ぐための防鴨旗も通常の1.5倍を設置する。また用水・排水管理を徹底。周りに迷惑をかけないことで信頼も厚いのだ。

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新たな農業の可能性を探り分析や機械の開発にも挑戦

 野菜の作付けを増やそうと、昨年は玉ねぎの植付機などの購入で700万円の投資をした。収穫も機械化を考えたが、人間の目で選別する方が効率が高いため、収穫期の1週間はシルバー人材を活用して12~13人で一気に行なった。
 河北潟の仲間で作る『21世紀会』や金沢市内で稲作を手掛ける若手メンバーの『金沢市稲作請負部会』の集まりで、近頃よく話題に上るのは将来の農業の方向性。
「穀類が厳しい時代に入るこれから、どうやって生き残っていくか」その確かな答えは出ていないが、とにかくできるだけ品質のいいものを粛々と作っていくことだと考えている。
作物を育てるのが一番の楽しみで、それに収穫がついてくるのが農業の素晴らしさ。
「好きなことをやってきて、農業がつらいと考えたことは一度もないね。これまでも、これからも、仕事は楽しくをモットーにしてやっていこうと思っている」という剛さん。
共同でヘリコプターによる防除や、昨年・一昨年と仲間とラジコンヘリコプターで上空200mから水田を撮影し、色の違いに現れる土壌成分の違いを分析した。さらに水田の窒素量を自動で測定する田植え機も試作。
経験だけでなく、誰もが長く続けられる農業をめざしている。

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宮川 美智夫(石川県金沢市)【PDF:986KB】

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