能登山菜のページへ 6次産業化のページへ
HOME農業をもっと頑張りたい方へ農業で活躍している人たち石川のがんばる農業人高齢化に伴い、地区の農家が 全戸参加する大規模農業(株式会社 ヤマジマ)
このエントリーをはてなブックマークに追加

高齢化に伴い、地区の農家が 全戸参加する大規模農業(株式会社 ヤマジマ)

yamajima_01.jpg

株式会社 ヤマジマ

代表: 川田 清典

経営規模 水稲10ha、大豆53ha、大麦13ha、白ネギ2ha、ヒラタケ2,000鉢
所在地 白山市安吉町277

地区の期待を受けて設立 農家308戸の出資会社

 金沢の郊外、米どころとして知られる旧松任の山島地区。手取川によって形成された豊かな土壌が広がる扇状地で、白山の伏流水が潤す豊饒な水田地帯だ。県内でも最高品質のコシヒカリが生産される穀倉地帯であり、山島地区にも大規模な水稲生産農家が点在。昭和46年ごろからは、水田転作として梨の栽培も盛んになった。
 その後、大区画の水田に合わせた大型機械の導入などで作業の効率化が図れたものの、組合員の高齢化や後継者不足などが急速に進んだ。そんな中、農協の助成を受けて地区の農家全戸が参加し、営農をサポートする『株式会社ヤマジマ』が平成14年に設立された。
 農作業の受託として始まったヤマジマは、現在11haの農地を預かり、水稲のコシヒカリ、ゆめみづほや、味噌に使われる大豆、麦茶や麦ご飯に使われる大麦、白ネギなどを栽培している。
 預かっている農地には梨畑も含まれていたが、そのうち1haは、木を伐り根もすべて抜き取り水田に戻した。梨を栽培するにはそれなりのノウハウや専門知識、労力がないと良いものを育てられないからだ。
 今後、この農地に新たな野菜を作付けしていく予定で、採算性の高いものを模索中だ。

yamajima_03.jpg

冬も出荷できる品目増で通年生産の仕組みづくりを

 会社として運営するためには、社員が通年作業できる環境が必要だ。そのため平成22年から試しているのが2年3作型という方法。秋に水稲を収穫した後の圃場に大麦を蒔き、翌年6月に収穫。その後に大豆を蒔き、初冬に収穫するというものである。
 大豆は主力の「エンレイ」以外にも、2年3作型に適した品種を試しに作付けしている。収穫期の遅い「フクユタカ」を作付けしたところ、予想通りに収量が得られた。今回は成功例といえるため、今後も続けていく予定だ。
 さらに、農閑期となる冬の仕事を確実に確保するため、平成23年にハウスを3棟建設した。その中では、白ネギを時期をずらしながら年4回種を蒔き、順次収穫する予定で、ネギの生産量も増やしていく。
 また昨年からの新しい取り組みとして、ヒラタケ2000鉢を導入した。ハウス栽培で年中出荷できる商品を考えた結果、農協の指導のもとに始められた。「うまく商品になるかはまだ保証はないが、チャレンジしないと何も始まらないからね」。ヒラタケは、育苗が始まる次期以外にハウスを利用する。次々に収穫できる有力な商品になると期待している。

yamajima_04.jpg

組合員により多くを還元 ヤマジマの経営強化を図る

 ヤマジマは会社として順調に伸び、年商1億円を超す企業に成長した。しかし、それに甘んずることなく、毎年の株主配当を上げるためにも、今後も10%〜20%の売上増を狙っている。
「預かっている農地だからね、管理にはとくに気を遣ってきた。会社としていい加減なことはできないから」と話す代表の川田 清典さん。
 これからの農業を背負う若者も大歓迎だ。京都からインターンシップで就農した若者をはじめ、昨年は地元の若者も入社した。
 「ヤマジマは人間が生きるための大切な食料を生産している。それを育てる大切な農業は人が生きている限りずっと続き、なくなることはない。自然相手の農業は、ビルの中の会社勤めと違い毎日変化する。国の助成もあるので、やりたい農業を自分の考えでやることができ、ここでその楽しさを見つけてほしい」とも語る。
会社のそばには直売所が設けられ、ヤマジマが手塩にかけた米や大豆、白ネギをはじめ、近所の農家が育てた野菜や漬物なども並んでいる。すぐ目の前には保育園があり、子どもの送り迎えに来たお母さんたちも足しげく通っている。

yamajima_05.jpg

農業生産法人 株式会社ヤマジマ(石川県白山市)【PDF:925KB】

▲ページTOPに戻る
 


公益財団法人いしかわ農業総合支援機構 〒920-8203 石川県金沢市鞍月2-20 石川県地場産業振興センター新館4F TEL076-225-7621 FAX076-225-7622 免責事項のページ 個人情報についてのページ お問い合わせのページ