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ご夫婦二人三脚で夢を追う 有機栽培の美味しいサラダ農園(西田農園)

西田農園

代表: 西田 幸恵

経営規模 65a(年間80種以上の野菜)
所在地 小松市岩上町イ149
URL http://www.nishitanouen.com/

第二の人生として有機農園の経営を選択

 清々しい朝靄のなか、笑顔でほ場に向かうご夫婦がいる。小松の中山間地で、有機JAS認証の野菜栽培に精魂を傾ける『西田農園』西田 俊一さん 幸恵さんのお二人だ。
 西田農園の朝は早い。毎朝6時前から野菜に付いている害虫を、一匹一匹丹念に手で取ることから始まる。
「春、夏、秋は、雨が降ろうが毎日休みなし。お客さまに〝安全で美味しい野菜を届けたい〟という一心で、夫婦共々張り切って農作業に励んでます」
「野菜が可愛くてしょうがない。毎朝ほ場に向かうのが、なにより楽しみ」真摯に農業に向き合う姿は、息もぴったり。野菜への愛情に溢れている。
 ベテラン農業人のイメージがするお二人だが、じつは第二の人生として農業経営に取り組まれた新規参入組。農園設立を準備し、実際に起ち上げたのは2008年。俊一さんが63歳で複合材の会社を退職してからのことだ。
 そもそも野菜作りを始めたのは奥さんの幸恵さんで、今から14年前に遡る。
「消毒された野菜が嫌で、家で食べる野菜はすべて無農薬にしたかった」
食卓を預かる主婦の想いから、安心安全な野菜作りをスタートさせたのだ。
当初は会社に勤めながら手伝っていた俊一さんも、畑と向き合うたびに、野菜作りの奥深さに魅せられていく。〝第二の人生は有機農園〟いつしかそれが二人共通の夢となっていた。

「味と香り」を追求した有機JASへのこだわり

 自然豊かな中山間地に広がる畑の面積は60a。露地とハウスで手掛ける野菜は、多品種少量生産が特徴で年間80種類以上。ミネラルを含んだ西俣川の清流を用い、完全無農薬で化学肥料を使わない安心安全で〝美味しい有機JAS野菜〟にこだわっている。
「もちろんJASがなくても作れますが、お客さまに安心して選んでいただくために、認証を受けているんです」言葉にするのは簡単だが、有機JAS認証はじつに骨が折れる。毎年行なわれる認定検査は、申請書類の提出だけで毎回2〜300頁に及ぶのだ。
 肥料も微生物が集合したEM菌に、米糠、魚かすなどを混ぜて発酵させた自作の有機ぼかし肥料を用いている。葉物には窒素を、トマトにはカリウムやリンを多くするなど、品種に合わせて配合比率を調整する徹底ぶりだ。
「土地に漢方薬を与えているようなもので、自作のぼかしを用いると野菜の〝味と香り〟が全く違う」と自信を覗かせるが、その労力も半端ではない。しかし、どんなに手間がかかろうと一切手を抜かないのが西田農園の流儀。
「土が本来持っている、病気への抵抗力や蘇生力を最大限に発揮する野菜作りに、近道はないですから」という。

取引先のシェフから絶賛されたサラダ野菜

 ご夫婦で野菜ソムリエの資格を持つお二人は、野菜本来の美味しさと食感を味わってもらうために、生食用の〝サラダ野菜〟に力を注いでいる。
 先日も取引先のシェフがほ場を訪れ、「西田さんの野菜に、ドレッシングはいらない。少しばかりの天然塩があれば充分。一口食べれば、口いっぱいに自然な甘み、香り、そしてほのかな滋味が広がり、まったく別次元のサラダになる」と絶賛したという。
 定番物の葉物やトマト、キュウリ、オクラなどに加え、ビタートレビス、ルッコラ、紫からし菜、紅芯大根など珍しい品種が多いのは幸恵さんの発案だ。
「他の方がやらない特徴を出すことは大切ですから。でも手間がかかる上、少量では利益になりにくい」と笑う。
 この頃では品種の多さと味の評判が口コミで広がり、県内外のレストランから注文が入るようになった。東京での県主催による懇談会でも手応えを掴んだが、難しいのが数量の確保。
「評価が高く、注文が入るのは嬉しいですが、少量多品種が基本ですし、手は抜けませんから」と頭を悩ませている。昨春から研修生を受け入れ、いよいよ増産体制も視野に入った。
〝家族を健康で幸福にするサラダ野菜を届けたい〟そんなサラダ農園の夢が大きく実るのは、これからだ。

西田農園(石川県小松市)【PDF:1,033KB】

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