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安定経営を目指した水田経営 膨らむ規模に堅実に立ち向かう(有限会社 吉田農産)

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有限会社 吉田農産

代表: 吉田 義弘

経営規模 水稲65ha、大豆24ha、そば6ha
所在地 加賀市宮地町ト23

父親から受け継いだ 期待を裏切らない水田管理

 石川県南部、加賀市片山津温泉にほど近い宮地町で、大規模農場を経営する『吉田農産』。かつてこの地域の水田は30a区画に整備された個別経営が主流だったが、それぞれに高齢化問題を抱え兼業化も進むなかで、安定した経営体制の強化が望まれていた。
 そんな中、吉田 義弘さんは平成18年に父親からの経営移譲をきっかけに、法人化に踏み切った。吉田さんは代表取締役社長に就任し、父母を従業員とした。また、初期投資の軽減を図るため、担い手経営展開支援リース事業を利用。コンバイン、大豆コンバイン、トラクターを導入し、経営面積55.1haからの出発だった。
 その後、周辺離農農家の土地委託が増えていき、規模が拡大。先代から受け継いだ吉田さんの丁寧な農業が周りにも認められ、「委託者の期待を裏切らない水田管理」の信条が、担い手のいなかった集落に認知されていった。条件が不利なほ場もすべて受託したため、有効的に活用する取り組みもはじめた。それにともない、格納庫や常温除湿型乾燥施設、玄米品質向上のため色彩選別機を導入。規模が大きくなれば、おのずと人材も必要になり平成21年「農の雇用事業」を活用して従業員1名を、平成22年「地域農業人材育成事業」を通してさらに従業員1名を雇用した。平成24年で経営面積は約100haにまでに膨らんでいる。

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減農薬米にチャレンジ 吉田農産の目玉をつくる

 順調に経営規模を拡大してきた吉田農産は、平成24年現在、東京ドーム25個分の100ha以上の農地面積をもつ。作付面積は、水稲が中心で50.8ha、ほかに、大豆、そばなどを育てている。面積が増えれば増えるほど、土地の有効活用や低コスト化、さらには細やかな管理と品質の安定化が求められる。
 吉田さんは、これらに対し直播栽培をはじめさまざまな取り組みを実施。その功績が認められ、平成23年『中核農家経営改善・事業多角化共励会県知事賞』を受賞した。
 これからは、吉田農産の特徴を押し出した商品づくりが必要だと考え、減農薬米の生産に着手した。手間がかかる減農薬栽培だが、いかにコストを下げられるかが課題だ。 「これまでの経験を生かしていろんな方法を試し、必ず実現させる」続けて吉田さんは言う「ただ手をかけるだけではなく、いかに品質を落とさないで手を抜くかです」とも。
例えば、田んぼの土質を見極め、水平に整地しておけば水まわりも予測できる。一角をみるだけで1枚全部の水具合が分かるというものだ。

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楽天家のガッツで乗り切り 夢を現実に変えていく

 「夢は山のようにありますよ」と目を輝かせて語る吉田さん。まずは直売所、加工所、事務所も欲しい、農機具の格納庫もあるといい、と矢継ぎ早に口から飛び出てくる。格納庫はイベントスペースとして利用したいそうで、餅つきやそば打ちの体験ができれば、一般消費者とのコミュニケーションもとれるし、片山津温泉にやってくる観光客も取り込めるのではないかと試案している。ゆくゆくは貸し農場もやっていければと、経営の多角化を視野に入れている。
 それには、若い農業者を育てることも必要だと語る。吉田さんは「あきらめがよく、かつ、しつこい人」が農業に向いているという。それは、どうにもならない自然災害に耐えて、次はどうしたらいいか切り替えのできる人であること。
 「自分もやられましたよ、収穫を目の前に控えていたそば畑に突然アラレが降って実が全部落ちたことが。霜で枯れてしまったことも長雨で腐ったこともあった。しかし、こんなことで落ち込んでいてもどうしょうもない。また次の季節がくるのだから、要はどんな対処をするかなんです」。
 何度打ちのめされてもへこたれない、情熱と夢を持ち続ける吉田さんの未来は輝いている。

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(有)吉田農産(石川県加賀市)【PDF:978KB】

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