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水稲単作経営からの脱却を目指し事業拡大へ(農事組合法人刈安営農組合)

次世代の担い手育成につなげるため、平成20年度から組合の水田を「学校田」として刈安小学校に開放している

農事組合法人刈安営農組合

Profile

設立平成19年2月
所在地石川県津幡町刈安
農業地域類型中間農業地域
組織形態農事組合法人 特定農業法人
構成員農家26戸
経営類型水稲
耕地面積経営規模12.4ha(水稲12.2ha)
組織の特徴農地は利用権設定により、集落の9割5分を一括して管理・運営し、経営の効率化を実現   水稲は「コシヒカリ」のほか「ゆめみづほ」「新大正糯」を栽培
運営体制育苗、用水管理、水管理、田植え、刈り取りなどの作業は、組合員全員で行う
機械装備等トラクター2台、田植機2台、コンバイン2台(平成19年度たくましい担い手経営育成事業で導入)
余剰金の分配方法や小作料など集落内の受託は従事分量配当10割
その他視察の受け入れ 可能(無料)
講演会等の依頼 不可

個人所有の農業機械をJAを通じて下取り

 刈安営農組合が集落営農に関心を持ち始めたのは、平成8年度から実施された県営農村活性化整備事業で農地の区画整理が行われてからだった。集落にある農家は、兼業農家ばかりで高齢化が進み、後継者不足に頭を悩ませていた。そのため、集落内からは「営農組織が必要だ」という声が上がっていた。とはいえ、その一歩がなかなか踏み出せず、10年あまりが経過した。
 ところが、平成19年度から国の品目横断的経営安定対策が実施されると、4ha以上の認定農業者か、20ha以上の集落営農組織でなければ助成金を受けられないため、個人農業に対する危機感が集落内で高まった。
 営農組織の設立に向け、平成18年からアンケートや集落座談会を実施したところ、集落内のほぼ全員の同意を得ることができ、平成19年2月、法人化にこぎ着けた。
 組合設立に伴い、個人農家が保有していた農業機械の処分をどうするかという問題に直面した。組合では、大型機械の購入を決めていたため、小回りのきく小型機械4台を買い取り、残った農業機械はJA石川かほくを通じて下取りしてもらった。

アルバイト感覚で地域住民が農作業参加

 集落営農に取り組んでから、地域の農環境に変化が現れている。例えば、労働力不足を補うため、農家以外の地域住民に農作業への協力を呼びかけたところ、予想以上の参加者が集まった。
 刈安営農組合では、出役賃金の支払いは時給制を採用しており、アルバイト感覚で農作業に参加している人が多いという。動機はともあれ、農業を地域で支える土壌が生まれようとしているのは確かだ。

ヤーコンなど栽培品種を多様化へ

 刈安営農組合の収益基盤は水稲である。個人経営だったころと比べ、法人化後の米の収量が落ち込んでいることから、まずは収量の引き上げを目標にしている。また、環境に優しいカルシウム特殊肥料「カルゲン」を採用するなど、米の品質アップにも取り組み、安全でおいしい米づくりを進める。その上で、組合独自のブランド米を確立し、直売所も開設したい考えだ。
 組合設立から3年間の収支は、黒字で推移している。だが、長く存続していくためには、水稲単作では経営がいずれ成り立たなくなるのはないかという不安がつきまとう。
 そこで、平成21年から小豆の栽培を取り入れたほか、耕作放棄地を使って、健康野菜として注目を浴びているヤーコンや津幡町特産のまこもたけの生産に取り組むことを計画している。
 また、組合員への利益配当を今以上にアップするためには、農閑期の仕事の創出が不可欠だ。将来的には育苗ハウスを使った花き生産に参入するなど、事業の拡大を目指している。

農事組合法人刈安営農組合(津幡町)【PDF:1.5MB】

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