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転作組合設立から23年。深まった和が農業を支える(美の里営農組合)

インタビューに答えてくれた美の里営農組合の役員の皆さん

美の里営農組合

Profile

設立平成19年2月
所在地石川県珠洲市若山町広栗地区
農業地域類型中間農業地域
組織形態任意(非法人) 特定農業団体
構成員農家14戸
経営類型水稲+大豆+その他(カボチャなど)
耕地面積経営規模27.5ha(水稲21.9ha、大豆4.6ha、その他1ha)
組織の特徴農地は利用権設定により、集落の9割以上を一括して管理・運営し、経営の効率化を実現。水稲は主に「コシヒカリ」、大豆の転作跡地には「ひとめぼれ」を栽培
運営体制営農組合が集落内の田をまとめ、組合員に委託する。育苗と消毒は共同で作業。大豆の栽培はオペレーターを組織し、作業を行う
機械装備等大豆コンバイン1台
余剰金の分配方法や小作料など余剰金が出た場合は従事分量配当。小作料は13,000円/10a
その他視察の受け入れ:可能(有料)
講演会等の依頼:要相談

ほ場整備区画の耕作放棄地はゼロ

 「何か大きいことをしたいわけではない。ただ、先代が築いた田んぼを、次の世代に引き継いでいきたいんです」。こう口をそろえるのは、倉くらさし指時雄代表(写真中央)をはじめとした珠洲市若山町の「美の里営農組合」のメンバーだ。平成19年設立と任意組合となってからはまだ日が浅いが、集落営農に取り組んだのは、今から23年前の昭和62年にまでさかのぼる。
 きっかけは大豆への転作だ。美の里営農組合のある珠洲市若山町広栗地区では、昭和62年に広栗転作組合を設立し、大豆の集団転作を始めた。この転作組合の発足を契機に、住民が協力し合い農業に取り組むベースが長年、築かれていったこともあり、美の里営農組合が発足し、転作作物の大豆だけでなく、水稲へと集団営農の対象が広がった今も、スムーズな協力体制が維持できているという。
 「私たちの親世代のおかげで、広栗地区には集団営農の意識が根付いていました」と話すのは役員の春田幸次さん(写真右)。その言葉を実証するように、昭和46年に珠洲市内でもっとも早く行われた広栗地区のほ場整備区画では、40年近くたった現在も耕作放棄地は一つもないそうだ。

収穫祭と味噌作りが結束をより強く

 また、美の里営農組合が音頭をとり、地域行事として、収穫が一段落した11月に収穫祭、12月には転作作物の大豆を使った味噌作りを行っている。
 「持ち寄ったごちそうを食べたり、各家の好みに応じた味噌を作ったりと、地域の人が大勢集まってにぎやかに楽しんでいますよ」と、メンバーの尾上利雄さん(写真左)は笑顔で教えてくれた。
 県内外を問わず、集落営農の先進地への視察も積極的に取り入れている。視察は、技術力の向上や最新の栽培法の習得といった目的はもちろん、温泉宿への宿泊もセットとのことで、組合員の大きな楽しみの一つだ。農作業から離れたさまざまな交流が、広栗のチームワークの良さを生み出すのに一役買っている。

平成22年度は一歩進んだ直播きに挑戦

 美の里営農組合は、新たな作物や農法への挑戦にも意欲的だ。その一つが水稲の直播栽培である。直播栽培は、水田に直接、種を播くため、育苗や田植えなどの作業の省力化につながる。
 美の里営農組合では、平成20年から取り組んでいて、1年目に1.2ha、2年目となる21年に5.6haへと栽培面積を拡大。今年は、7.2haに広げるとともに、一層の効率化を進めるため、全く耕作しない完全不耕起での直播きを試す計画だ。
 さらに、今年からは、5年以内をめどに法人化も視野に入れた話し合いも開始した。美の里営農組合では、先代が汗を流して築き上げた水田の広がる美しい里山を、これからも守り継承していくため、地域のつながりをより深める体制づくりを推し進めている。

美の里営農組合(珠洲市)【PDF:1.5MB】

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