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直播栽培でコスト削減を追求(農事組合法人安産営農組合)

ケイトウの出荷がピークを迎え、箱詰めに精を出す組合員

農事組合法人安産営農組合(やすまるえいのうくみあい)

Profile

設立平成19年2月
所在地石川県白山市平加町
農業地域類型平地農業地域
組織形態農事組合法人 特定農業法人
構成員農家18戸
経営類型水稲+大豆
耕地面積経営規模25.4ha(水稲20.3ha、大豆5.0ha、花き0.1ha)
組織の特徴農地は利用権設定で集落の9割超を一括して管理。生産コスト削減へ湛水直播栽培を拡大、農閑期の花き、野菜の生産で増収図る
運営体制定期的に理事・監事会を開催し、出役計画の策定などを行う
機械装備等トラクター2台、田植機2台、コンバイン2台、V字溝播種機1台、畦塗り機1台
余剰金の分配方法や小作料など余剰金は機械・施設用に積み立て
その他平成20年度石川県米麦改良協会会長賞
視察の受け入れ 可能(有料)
講演会等の依頼 不可

35戸の農家が半減危機感バネに設立

 北陸自動車美川ICに近い白山市平加地区は、宅地開発などの影響もあって農家数と耕作面積の減少傾向が続いていた。35戸の農家がほぼ半減し、「これ以上減ったら地区内の農業が崩壊する」との危機感さえ漂った。
 これがバネとなり、まず結成されたのが機械利用組合だった。農家個々が農機具を買いそろえるのをやめ、組合から借りることでコスト削減を図った。そして、平成16年に任意組合をつくり、17戸で集落営農をスタートさせた。

任意組合から約2年で法人化移行

 組合設立にあたり、「自力で農業を続けたい」「これまでの農業所得が分からないから」など難色を示す意見もあったが、「とにかく一回やってみよう」ということでまとまった。
 組合員との間で受委託契約を結び、農作業を請け負った。この結果、田植えや稲刈りの農繁期には、親類などの力も借りて行っていた農作業の省力化が図られ、収入面でも一定の成果が出たことから、約2年で法人化にこぎつけた。
 30aの大型ほ場整備は平成元年に終了しており、任意組合の2年目から導入した大型機械によって、生産効率はさらに上がった。

空きスペースを活用野菜の生産で増収期す

 現在、さらなる生産コスト削減と売り上げ増で力を入れているのが、稲の直播栽培と野菜の生産である。水稲直播栽培は種もみを田んぼに直接播くもので、苗代をつくらなくて済む上、田植えの時間も大幅に短縮できる。21年度は7haで水稲直播栽培を実施し、好成績を上げた。
 22年度に備えて、集落営農法人化等緊急整備推進事業の助成を受け、乾田不耕起V溝直播に対応したトラクターや播種機などを購入した。22年度の作付面積は13haを予定し、集落外の稲作の作業受託もさらに拡大していきたい考えだ。
 一方、野菜は水稲直播栽培への移行で空きスペースの増える育苗ハウスを活用して生産する。これまでも、お盆と正月用にケイトウや葉ボタンなど4aを栽培し、現在、小松菜2aを試験的に生産している。「農閑期となる夏に花、冬に野菜をつくることで収益を伸ばしていきたい」と中手豊組合長は抱負を語る。

余剰金を積み立て組合で水田を購入

 法人化して以降、組合の運営で特に問題はないという安産営農組合。耕地面積に応じて出資金を拠出し、出資配当はなし。売り上げの中から、10年間の利用権設定で定めた地代と作業の出役日当を組合員に分配している。
 いま個々に農業をすれば赤字は避けられないと言われる厳しい状況の中で、同組合では21年度、30aの水田を購入している。中手組合長は「積み立てた剰余金で資産購入が可能になるなど、法人化のメリットは大きい」と話し、これからも平加地区の農業を担う核として発展をめざす。

農事組合法人安産営農組合(白山市)【PDF:1.5MB】

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