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減化学農薬・減化学肥料で育てた米を独自ブランドで直販(粟蔵水稲生産組合)

平成19年に導入した遠赤外線式の籾(もみ)乾燥機

粟蔵水稲生産組合

Profile

設立平成18年12月
所在地石川県輪島市町野町粟蔵
農業地域類型中間農業地域
組織形態任意(非法人)
構成員農家14戸
経営類型水稲
耕地面積経営規模16.5ha(水稲16.4ha、大豆0.1ha)
組織の特徴営農は組合立ち上げの中心となった2戸によってほぼ行われる。ライスセンターを持ち、特別栽培米と無農薬栽培米を直販
運営体制主要作業は中心となる2戸が担当、アルバイトが補助作業にあたる
機械装備等トラクター1台、田植機1台、コンバイン2台、レーザー均平機1台、籾運搬機1台、ラジコン動噴1台、ブロードキャスター1台、籾殻散布機1台、育苗・播種用機械1台、ビニールハウス1棟(168㎡)、格納庫1棟(平成18年強い農業づくり交付金を利用)
余剰金の分配方法や小作料など従事時間割合3分の1、出資比率割合3分の1、均等割り3分の1
その他視察の受け入れ 可能(有料)
講演会等の依頼 可能(県内のみ)

有志2人が中心となり再スタート

 昭和50年に機械の共同利用を目的に設立された粟蔵水稲生産組合は、世代交代が進む中で組合員の間に意見の相違が生じるようになり、平成16年にいったん解散してしまう。しかし、解散と同時に集落内の有志2人が中心となって同一名の組合を立ち上げ、旧組織から簿価で設備を購入して新組織へ移行した。
 平成18年には1農場1経理の集落営農に移行し、現在は立ち上げの中心となった2人が主体となって営農を一括管理・運営している。

うまい米を作りたくて特別栽培米に着手

 新組織に移行した平成16年からは特別栽培米と無農薬栽培米の生産に乗り出した。自前のライスセンターで乾燥、調製を行い、独自ブランドの「尾山米」として直販している。
 特別栽培米とは、化学合成農薬と化学合成肥料の使用量を石川県が定める基準の半分以下に抑えて育てる米のことだ。そのためブランド化しやすく、販売価格も引き上げやすい。
 しかし、価格を上げるためだけに特別栽培米を始めたわけではない。粟蔵水稲生産組合では化学合成肥料を基準の半分に抑えるだけでなく、すべてを有機ボカシ肥料に切り替えている。有機ボカシ肥料は自分たちの手で米ヌカ・ナタネ・魚粉などをブレンド、発酵させて作ったもので、作物の育ちと味を良くすると言われている。
 さらに、平成19年にはライスセンターに遠赤外線式の乾燥機を導入した。遠赤外線式は従来の熱風式に比べて、米の持つ香りを損なわない。手間も投資も増えたが、それでも「もっとうまい米を作ってみたかった」という思いがあったそうだ。
 現在、米生産量のおよそ1割を直販が占め、その半分が「尾山米」だ。「尾山米」は一般的な流通経路だと、通常栽培の米と同じ価格にされてしまうため直販に限っている。粟蔵水稲生産組合では尾山米の生産量を徐々に増やす方針だ。

法人化を見据え冬の仕事創出へ

 粟蔵水稲生産組合は今後の成長を見据えて来年には法人化する予定で、それと同時に専従員を雇いたいと考えている。
 とはいえ、現状のままでは閑散期の冬には専従員の仕事がない。そのため現在、組合員が冬季のハウス栽培用に菊や葉ボタンなどを試験栽培し、事業化の可能性を探っている。粟蔵水稲生産組合は「雇うからには安定して給料を払えるよう、仕事を作らないと」と話し、継続経営の実現に向け、土台を固めていく考えだ。

粟蔵水稲生産組合(輪島市)【PDF:1.5MB】

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