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小集団の機能性を発揮し、環境保全や地域交流に貢献(農事組合法人冬野農産)

組合の会合に利用される冬野会館の前に並ぶ組合員たち。写真から田村和男さん、中泉松雄組合長、中泉三郎さん。

農事組合法人冬野農産

Profile

設立平成20年5月
所在地石川県羽咋郡宝達志水町冬野前1
農業地域類型中間農業地域
組織形態農事組合法人
構成員農家14戸
経営類型水稲+大豆+ネギ
耕地面積経営規模17.4ha(水稲15ha、大豆2.2ha、ネギ0.2ha)
組織の特徴農地は利用権設定により、集落の約9割を一括して管理・運営。水稲はコシヒカリとゆめみづほを栽培し、転作作物として大豆を生産。昨年からネギの栽培にも取り組む
運営体制会計担当のみ専属者を決め、それ以外の作業はほぼ組合員全員で対応
機械装備等トラクター2台、田植機1台、コンバイン1台
余剰金の分配方法や小作料など集落からの受託は13,000円/10a
その他視察の受け入れや講演会の依頼は、県内の方の問い合わせであれば、できる限り協力したい(要相談)

法人化によって耕作放棄地がゼロに

 65歳以上の高齢者が9割以上、兼業農家が9割以上を占めていた冬野地区では、後継者不足や耕作放棄地の拡大といった問題を解決するため、集落営農について検討。平成16年、地域農業集団育成事業や基盤整備事業と合わせ、任意の営農組合を発足した。さらに平成20年には、営農組合の活動を引き継ぎ、農事組合法人冬野農産を設立した。
 これまでの活動を振り返りながら、組合長の中泉松雄さんは「田んぼがきれいに整備され、機械が使いやすくなり、以前より農作業が随分楽になった。これなら若い人も参加しやすい」と笑顔で語る。また、協力しあって農作業に取り組むことで同地区の耕作放棄地がなくなった。組合員の中泉三郎さんは「構成員の一人ひとりが環境保全の大切さを実感し、次の世代に引き継ぐまで自分たちの土地は自分たちで守るという使命感を強くした」と話す。

結束力の強さを生かし用水路も組合で整備

 冬野農産は、構成員数14戸の小集団だけに結束力が強く、フットワークの良さも特徴の一つだ。例えば、用水路や農道の整備は、少しでも無駄な出費を抑えるため、組合員がフォークリフトや工事道具の手配からU字溝の設置、配管工事まで、すべてを自分たちで行っている。
 現在、総生産量の8割以上を占めるのは水稲で、コシヒカリとゆめみづほを栽培している。水稲以外では、転作作物として大豆を生産している。さらに、収益を上げるため、昨年から石川県の指導を受けながら、試験的ではあるもののネギ栽培にも取り組んでいる。組合員の田村和男さんは「兼業農家が多く、農作物の栽培や管理にはまだ課題もあるが、味と質のさらなる向上を目指している。いずれはインターネットを活用して販路を拡大したい」と期待を込める。

非農家との交流が増え10年ぶりに秋祭りを開催

 一方で、組合の設立をきっかけに、地域が活性化したことも組合員共通の喜びだ。組合員が農地周辺の草刈りやビオトープの整備など地域の環境保全に取り組む姿に非農家(27戸)も刺激を受け、地区の押水第一小学校を中心として交流する機会が増え、非農家の農業や地域への関心が高まった。その結果、昨年、10年ぶりとなる冬野地区の秋祭りの開催につながった。冬野農産では、今後も地域住民との絆を大切にしながら、環境にやさしく、地域の人に愛される農業に取り組んでいく考えだ。

農事組合法人冬野農産(羽咋郡)【PDF:1.5MB】

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