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トミヨをきっかけに地域の環境保全、農業への関心が高まる(農事組合法人トミヨの里)

トミヨが生息する鷺池の清掃に住民と取り組む

農事組合法人 トミヨの里

Profile

設立平成16年3月
所在地石川県羽咋郡志賀町末吉畷の8番地
農業地域類型中間農業地域
組織形態農事組合法人 特定農業法人
構成員農家64戸
経営類型うるち米+もち米+大麦+そば+白ネギ+作業受託
耕地面積経営規模23.7ha(うるち米15.6ha、もち米1.3ha、大麦+そば5.9ha、白ネギ 0.1ha、作業受託0.8ha)
組織の特徴農地は利用権設定により、集落の約8割を一括して管理・運営
運営体制若手はオペレーターとして機械作業を担当し、高齢者は技術指導や水まわりなどを担当。女性はハウス内の白ネギを栽培
機械装備等トラクター2台、田植機2台、コンバイン2台、直播用ユニット1台、レベラー1式、畦塗り機1台、フォークリフト1台、防除機1台)
余剰金の分配方法や小作料など余剰金の分配は面積割合を基本としている。
昨年は15,000円/10a
その他県外からの視察の受け入れ 可能(要相談)
講演会等の依頼 可能(ただし基本的には県内のみ、要相談)

350枚の水田を30枚に法人化で大規模整備が実現

 トミヨの里が結成されたきっかけは、担い手不足の深刻化である。平成16年に法人化される前の末吉地区は、65歳以上の高齢者が6割を、兼業農家が9割を占めていた。その上、小区画の水田が多く、耕作放棄地も増加していた。
 このような状況を打開するため、平成11年、生産者総会で作業の効率化と経営の合理化を目指して、ほ場整備事業の実施や集落営農に取り組むことが全員の同意を得て承認された。
 平成12年から担い手育成型の県営ほ場整備事業に取り組み、これを契機として、平成16年に全農家の合意を得て法人化した。また、同年に経営体として自立できるよう特定農業法人の認定を受けた。元代表理事の徳野幸男さんは「350枚あった水田を30枚に整備し、作業効率が格段にアップした。耕作放棄地がなくなり、環境保全にも役立った」と話す。

地域でトミヨを核とした環境保全に取り組む

 環境保全の取り組みには、同地区の鷺池に生息する絶滅危惧種の淡水魚・トミヨも一役買っている。トミヨは低温で豊富な湧き水がある場所に生息し、良好な自然環境を示すシンボルで、組合の名前の由来にもなっている。
 ほ場整備事業と合わせ、平成14年には、30年以上放置されていた鷺池もビオトープとして整備された。今ではトミヨの里を中心に、地区内の堀松小学校や老人会、壮年団、婦人会など地域を挙げてアシの刈り取りや汚泥の除去を行い、環境保全に取り組んでいる。

水稲の直播で省力化に大成功

 一方、区画整理された水田では、大型機械が利用しやすくなり、水稲の直播にも積極的に取り組んでいる。直播の面積は、昨年の1.5haから今年は4倍の6haに拡大された。代表理事の和泉清さんは「直播もようやく採算のめどが付いた。さらに面積を増やしたい」と意気込んでいる。
 直播によるメリットは、まず育苗や田植えが不要なので、その余剰労働力をほかの農作物の栽培にあてられることだ。さらに、大型機械で種まきから稲刈りまでスピーディーに行えるので、農業と他の仕事の調整に追われる兼業農家は大助かりだ。
 今後、トミヨの里では、低コストと省力化が実現でき、兼業農家の若手も農業に参加しやすい水稲の直播に力を入れ、生産量の拡大と品質の向上を目指す。まず地域での消費拡大を目指し、農作物の直販を始め、将来的にはブランド化にもつなげたい考えだ。

農事組合法人トミヨの里(羽咋郡)【PDF:1.5MB】

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