能登山菜のページへ 6次産業化のページへ
HOME農業をもっと頑張りたい方へ農業で活躍している人たち集落営農若い担い手が専業で農業に打ち込める組織にしたい(農事組合法人あぐりばんば)
このエントリーをはてなブックマークに追加

若い担い手が専業で農業に打ち込める組織にしたい(農事組合法人あぐりばんば)

能登白ねぎの収穫栽培

農事組合法人あぐりばんば

Profile

設立平成20年10月
所在地石川県鹿島郡中能登町東馬場
農業地域類型平地農業地域
組織形態農事組合法人 特定農業法人
構成員農家32戸
経営類型水稲+六条大麦+野菜
耕地面積

経営規模29.7ha(水稲22.7ha、六条大麦6.0ha、野菜 延べ1.ha(年2作の品目あり))

組織の特徴農地は利用権設定により、集落内の8割を一括して管理・運営。21年度は水稲を全量ゆめみづほとしていたが、22年度からは1/ 3はゆめみづほ、2/ 3はコシヒカリの予定。集落外の受託はしていない。複合化として野菜栽培にも取り組み、JA能登わかばの直販所でも販売
運営体制農業機械、施設は一元管理。作業については、野菜づくりなどは協業方式としているが、水稲に関しては耕作面積の半分が協業方式、残りが各農家が自家水田として耕作、将来は(5年内)ほとんど協業方式
機械装備等トラクター1台、田植機1台、コンバイン1台、育苗ハウス4棟
余剰金の分配方法や小作料など従事分量配当をし、残った剰余金を農業経営基盤強化準備金として内部留保
地代はほ場整備の負担金として充当
その他視察の受け入れ 可能(有料)
講演会等の依頼 不可

能登野菜など野菜づくりに注力

 中能登町東馬場地区のほ場整備が平成19年に採択されたのをきっかけに、任意の営農組合を立ち上げ、20年10月に法人化。現在、32戸が構成農家として参画する。
 「すぐには難しいですが、将来的には集落営農でめしを食える専業農家を育てていければと思っています。耕作地の集積を進め、農業に専従できる若い人材の受け皿にしたい」。
 こう語るのは、あぐりばんばの竹森裕代表理事だ。地元での持続的な農業の発展と次世代への継承には、耕作地の大規模化、環境づくりがまず不可欠だと考えている。無論、確実に収益を出せるようにするには、大規模化と併せ効率化も重要だ。稲作だけに限定していては、せっかく集めた農地を、年間を通してフル活用できない。秋・冬の農閑期でも安定的な収入を得られるようにするため、生産作物の多角化をあぐりばんばでは進めている。
 「水田の転作作物としては、秋まきの大麦を手掛けています。野菜では能登白ねぎ、青カブ、キャベツ、小菊かぼちゃ、中島菜など。中島菜はハウスを利用しています。中能登では、集落営農組織の大部分が米と転作作物の麦又は大豆しか作っていませんから、野菜づくりに積極的に取り組んでいる点がうちの特徴と言えますね」(竹森代表理事)。

ほ場整備直後はゆめみづほを栽培

 JAに野菜づくりの講習会を依頼して指導を受けるなどしており、手慣れた稲作との違いに戸惑うところも少ないはずだが、「野菜づくりは皆、家庭菜園レベルでしか経験がないので、逆にやること一つ一つが目新しくて、新鮮です」と管理部の鈴木友昭さんは笑顔を見せる。新たな組織での新たな取り組みに、ひそかな手応えを感じているようだ。
 一方、法人化後1期目となる平成21年の稲作は、意外にも慎重に進められた。
 その前年に行われたほ場の整備の際、水田各所で土がひっくり返されたため土中の環境が変わり、稲の生育に影響が出ることが考えられた。そこで、リスク回避の策として、倒状に強くて穂数が多く収量が安定している早生品種の「ゆめみづほ」を栽培したのだ。そして、2期目となる今年は、土の落ち着きも計算し、法人化前と同じコシヒカリの栽培に戻す予定だ。

将来を見据え、配当を見送る

 法人経営の1年目を終えて、米2,200万円、大麦30万円、野菜100万円の収益を得ることができた。種々の支出後、余剰金も生まれたが、配当は見送ったという。「農業経営基盤強化準備金として積み立てることにしました。コンバインや田植機、自動潅水装置付きのハウスなど、初年度にいろいろ投資をしたので。その償還がこの先、続きますし、作付面積など規模が拡大すればより大型の農業機械も将来、必要になるでしょうからね」と竹森代表理事は説明する。
農事組合法人として船出してから、およそ1年半。大小さまざまな懸案が今後も持ち上がることが予想される。理想とする大規模集落営農に向けた取り組みは、これからが本番と言えそうだ。

農事組合法人あぐりばんば(鹿島郡)【PDF:1.5MB】

▲ページTOPに戻る
 


公益財団法人いしかわ農業総合支援機構 〒920-8203 石川県金沢市鞍月2-20 石川県地場産業振興センター新館4F TEL076-225-7621 FAX076-225-7622 免責事項のページ 個人情報についてのページ お問い合わせのページ