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5つの集落が一致団結し、転作と地域交流に成功(有限会社直海・釈迦堂営農組合)

組合の設立時から開催している「そば打ち体験」

有限会社直海・釈迦堂営農組合

Profile

設立平成15年10月
所在地石川県羽咋郡志賀町直海へ22-1
農業地域類型中間農業地域
組織形態有限会社
構成員農家9戸
経営類型水稲+みのり麦+そば
耕地面積経営規模42.8ha(水稲16.0ha、みのり麦13.4ha、そば13.4ha)
組織の特徴農地は利用権設定により、集落の8割を一括して管理・運営し、経営の効率化を実現。水稲はゆめみづほを栽培。転作としてみのり麦やそばの栽培にも取り組む(複合化として今後はビニールハウス内でメロンやトマトなどの栽培にも取り組む)
運営体制若手はオペレーターとして機械作業、年配は草刈り、水まわり
機械装備等トラクター4台、田植機4台、コンバイン4台、運搬機2台、ビニールハウス4棟(1200㎡)
余剰金の分配方法や小作料など集落内の8割の面積を管理。小作料は、20,000円/10a
その他講演の依頼があれば引き受ける(要相談)

決断力の早さが決め手組織形態は有限会社に

 平成9年から担い手育成を目指した土地改良事業に取り組み、集落の枠を越えた交流が活発化した。その中で直海地区の3集落と釈迦堂地区、松ノ木地区が連携し、直海・釈迦堂営農組合を立ち上げ、担い手の育成を核とした集落営農に取り組むことになった。組織形態は出資口数に応じて発言権を持つことで事業転換の迅速化が図れることから有限会社とし、現在、取締役5人、社員4人の計9人で構成されている。
 社員はすべて兼業農家で年齢も20代~80代までとかなり幅があるものの、月4、5回のペースで会合を開催し、作業分担や作業計画についてこまめに連絡を取り合っている。岡野秀彰取締役は「早めにお互いのスケジュールと4台の機械の割り当てを確認しているので、田植えが集中する5月の連休も毎年作業がスムーズにいっている。何より担い手候補にある程度めどが付いたのがうれしい」と話す。
 給与は自己申告による作業時間に基づき算出しており、一般的な社員の場合、週末の2~3時間、年間30~40日ぐらいが実質の労働時間で、1人当たりの年間所得は30万円ほどとなっている。

麦・そばの転作を支えた地元畜産農家の牛ふん

 もともとこの地区では水稲を中心に生産していたが、法人設立後は転作にも積極的に取り組んでいる。5年目を迎えたみのり麦とそばはようやく採算ベースに乗り、昨年の生産量はみのり麦が10a当たり400㎏、そばは10a当たり140~150㎏を生産できるようになった。
 生産量をここまで上げるまでには社員たちの苦労と努力があった点も見逃せない。最も社員を悩ませたのは栄養価が少ない粘土質の土壌である。そんな貧弱な土地の改善に役立ったのが地元・志賀町に多くあった畜産農家から出る牛ふんだった。J A志賀や志賀町の協力も受け、平成19年から牛ふんを10a当たり1,000円で農地に散布。「牛ふんのおかげで格段に収穫量が増え、牛ふんの処理に悩んでいた畜産農家の牛ふん活用の協力ができた。今では牛ふんが転作には欠かせない」と岡野取締役は笑顔で話す。

収穫祭やホタル学習会など地域住民との交流も活発に

 また、化学肥料だけに頼らない農業は地域住民の関心も集めるようになり、交流が盛んになるきっかけにもなった。
 同組合では毎年、非農家の地域住民にも声をかけ、そば打ち体験やもちつき、サツマイモの収穫祭を実施しているほか、環境保全の大切さを子どもたちに伝えるため志賀町のロータリークラブとも協力し、小学生の親子にホタルの学習会を開催している。
 社員たちは今後、1棟当たり300㎡ある4棟のビニールハウスを生かし、「試験的に育てているメロンやトマトなどを採算ベースに乗せ、年間を通じた収入の確保につなげたい」と意気込んでいる。

有限会社直海・釈迦堂営農組合(羽咋郡)【PDF:1.5MB】

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