能登山菜のページへ 6次産業化のページへ
HOME農業をもっと頑張りたい方へ農業で活躍している人たち集落営農農業で豊かさを実感できるふるさとづくり(農事組合法人上畠農業機械利用組合)
このエントリーをはてなブックマークに追加

農業で豊かさを実感できるふるさとづくり(農事組合法人上畠農業機械利用組合)

コンバインを使った稲の刈り取り作業

農事組合法人上畠農業機械利用組合

Profile

設立昭和62年1月
所在地石川県七尾市中島町上畠
農業地域類型山間農業地域
組織形態農事組合法人 特定農業法人
構成員農家6戸
経営類型水稲+大豆+野菜(加工品製造含む)
耕地面積経営規模15.9ha(水稲15.2ha、大豆0.5ha、野菜0.2ha)
組織の特徴農地は利用権設定により、集落内の耕地のおよそ4割を一括して管理・運営。複合化として中島菜などの野菜栽培や農産加工にも取り組み、旧中島町内にある4カ所の直販所でも販売
運営体制農業機械、施設は一元管理。農産加工も含め、作業は協業方式としている。機械オペレーティングなどの基幹作業は40~60代の男性構成員で分担。農産加工については女性部の「みつば会」が担当
機械装備等トラクター2台、田植機3台、コンバイン3台、育苗センター1棟、ビニールハウス26棟、ライスセンター木造1棟、乾燥機5台、貨物トラック4台(2t2台+軽四2台)、リフト(2.5t型)1台、草刈り機6台、格納庫兼集荷場3棟、農産加工場1棟)
余剰金の分配方法や小作料など余剰金は出資者6人に従事分量配当するほか、内部留保や借入金の元金返済に充当
出役者への作業賃は時給730~1,000円
その他平成21年度「石川の農林漁業まつり」村づくり部門功労者表彰、同組合団体表彰
視察の受け入れ 可能(無料)
講演会等の依頼 可(無料。ただし県外は不可)

葉たばこから水稲経営へ転換

 現在の農事組合法人の前身となる任意の農業機械利用組合が発足したのは昭和53年。旧中島町の地域営農集団育成の第1号として組織された。農作業受託を主業務とし、6人の専属オペレーターが農業機械および施設等の効率的な運用を図ってきた。経営複合化の一環として昭和58年からは農産加工・販売にも着手し、売上が順調に伸びてきたため、62年1月に法人化した。
 上畠地区は緑豊かな山あいにあり、水田のおよそ半分は平地に、もう半分は棚田となって山すそに広がっている。同地区は元々、葉たばこの生産が盛んだったところで、喫煙率の低下や輸入たばこの増大で廃減作が続き、農家の高齢化も進んでいたことから、法人化した上畠農業機械利用組合が、請負耕作を効率的に進められる水稲経営への転換を集落全体に働きかけてきた経緯がある。
 特筆すべきは、同組合の機械・設備の充実ぶりだろう。詳細は左頁のプロファイルをご覧いただきたいが、発足から30年を超える活動を続けてきただけあって、生産の合理化や拡大に寄与する農機、施設がそろっている。これらを駆使して、中生種コシヒカリと早生種の能登ひかりを主に栽培しており、このほか大豆や地元特産の中島菜や小菊かぼちゃなども手掛けている。

協定組織を発足し、集落営農体制確立

 集落の女性高齢者が作る野菜の漬け物、みそ加工品は、米や野菜などと一緒に旧中島町内にある4つの直売所に置くほか、能登演劇堂での公演や万葉の里マラソン等のイベントがある際にも販売している。ここでの購入をきっかけに大都市圏から通販オーダーが届くこともあるという。人気のみそ加工品は、年間生産量が4,000㎏にも及ぶというから驚きだ。
 今後の具体的な課題としては、近隣集落も含めた農地のさらなる集積と、大豆作とのローテーションで大麦を導入することなどが挙げられる。特に前者については、同組合が母体となった「上畠棚田保全管理推進協議会」を発足し、地区内農家との協定締結によって集落営農体制を確立している。

農業を地区の魅力として磨き上げる

 上畠棚田保全管理推進協議会では、過疎・高齢化が進む地域の活力を取り戻す。ために、「一声、一汗、みんなで築こう豊かなふるさと」をスローガンに掲げ、集落内の連帯感の再醸成と、中島菜をはじめとする農産物の加工技術や良質米の栽培技術など多様な地域資源を活用した、豊かさを実感できる集落づくりに取り組んでいる。年々厳しくなる農村環境の中で生き抜くため、地域の最大の魅力である農業を見直し、実利が伴うよう磨きをかけているのだ。
 「露地野菜などの漬け物加工や、地名度がアップしつつある『おばば味噌』の販路拡大を図り、周年雇用と所得向上を実現していきたい」。同協議会書記と上畠農業機械利用組合事務局を兼務する村田正明さんがこう話すように、定年帰農者、高齢者、女性などを地域内雇用労働力として機能させ、年間を通して安定的に現金収入を得られる事業サイクルを地域に創出しようとしている。その中核として、上畠農業機械利用組合が担う役割は大きい。

農事組合法人上畠農業機械利用組合(七尾市)【PDF:1.5MB】

▲ページTOPに戻る
 


公益財団法人いしかわ農業総合支援機構 〒920-8203 石川県金沢市鞍月2-20 石川県地場産業振興センター新館4F TEL076-225-7621 FAX076-225-7622 免責事項のページ 個人情報についてのページ お問い合わせのページ