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「仲良く、楽しく」がモットー。餅つきで絆深める(農事組合法人小川営農組合)

農作業の合間に一服。皆で汗を流すことで地域の連帯感が強まった

農事組合法人 小川営農組合

Profile

設立 平成19年3月
所在地 石川県白山市小川町
農業地域類型 都市的地域
組織形態 農事組合法人 特定農業法人
構成員農家 15戸
経営類型 水稲+大豆
耕地面積 経営規模42.5ha(水稲31.6ha、大豆10.9ha)
組織の特徴 農地は利用権設定により、集落の9割を一括して管理・運営し、経営の効率化を実現
転作のブロックローテーションを実施
運営体制 出役計画を作成し、基幹作業は構成員全員が参加
機械装備等 トラクター4台、田植機2台、コンバイン2台、大豆コンバイン1台(平成20年度たくましい担い手経営育成事業、平成21年度集落営農法人化等緊急整備推進事業で導入)
余剰金の分配方法や小作料など 余剰金は面積割合1割、従事分量割合
9割で配分
その他 平成19年度石川中央農業共済組合長賞
平成21年度JA松任特別農業功労賞
視察の受け入れ 可能(有料)
講演会等の依頼 要相談

農地を守ることを第一に考え、結束

 平成19年3月に農事組合法人としてスタートを切った小川営農組合では、集落の全農家が一丸となって農地を維持し、効率的な生産活動を実現している。
 そもそも集落の中では、10軒の農家が平成6年から田植機やトラクター、コンバインの共同利用に取り組んでいたほか、個人で農業機械を所有し、営農する小規模農家もあった。規模が小さいだけに採算性が悪い上、中には高齢化が進み、息子が勤めに出ているなど担い手がいない農家もあった。そのため、手が回らない農地は集落内で請け負って営農を続けていた。
 しかし、このままではいずれ、集落外の農家に作業を委託せざるをえないケースが出てくるかもしれない。そうなれば、集落として成り立たなくなる。そうした危機感が次第にせり出してきたことから、平成19年4月から始まった新しい農業政策(品目横断的経営安定対策)に対応しようと、平成18年9月に協議会を立ち上げ、法人化の検討に入った。
 当初は、「経理を一元化することに抵抗がある」「農地を提供した後、自分の言い分が通らなくなるのではないか」「誰が役員をやるのか」といった点で意見が割れることもあったが、「先祖から引き継いできた農地は自分たちで守る」ということを第一に考え、時間をかけて何度も話し合いを重ねて意見の集約を図り、法人化にこぎ着けた。

ブロックローテーションで農地の負担を軽く

 発足当初、農業機械は共同利用されていたものを買い取り、メンテナンスしながら使用。2年目以降は補助金を活用して、田植機(8条植)、コンバイン(4条刈)、トラクター(75馬力)をそろえていった。初期の設備投資を抑えることができたため、収支の状態は良好だ。
 大型機械を導入することで、大幅な効率化、省力化につながった。この地域では昭和58年から63年にかけて大型ほ場整った備事業が実施されており、約30aの大きな水田が耕地面積の半分以上を占めていることも効率化、省力化の後押しになっている。
 育苗は個人のビニールハウスを借り受けて行っていたが、このハウスも老朽化してきたため、今年の年末までには新たにビニールハウスを建てる計画だ。青木雄幸代表理事は「いずれは乾燥機も導入して、販売までを一環してできるようにしていきたい」と意欲を燃やす。
 同組合では現在、水稲をメインに、転作作物として大豆を栽培。計画的なブロックローテーションで毎年、区画ごとに水稲裁培、大豆裁培の農地を代え、土地に負担がかからない農業を実現している。今年の秋からは大豆を収穫した後に大麦の栽培にも乗り出す予定にしており、ゆくゆくは2年3作の栽培体系を確立し、収益アップを図る考えだ。

楽しく、おいしく餅つきで交流

 昨年暮れには「収穫感謝祭」と銘打ち、餅つきを行った。昔は各家庭で餅をついていたが、集落では何十年も餅をつく家はなかったという。当日は20うす分の餅を交代でつきあげ、きな粉や大根おろしをつけてふるまい、好評を得た。
 女性や子ども、お年寄りも参加できる貴重な交流な場だ。青木代表理事は「お互いに仲良く、楽しくやるのが本来の集落のあり方であり、組合の目的の一つでもある」と話し、住民の親睦を図る恒例行事として「これからも続けていきたい」と話している。

農事組合法人小川営農組合(小松市)【PDF:1.5MB】

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