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省力化を目指す若手集団が「不耕起V溝直播」にチャレンジ(集落営農組合NAC営農組合)

NAC営農組合では、課題と目標の共有を図るため毎週ミーティングを開いている

集落営農組合 NAC営農組合

Profile

設立平成20年1月
所在地石川県小松市長崎町
農業地域類型平地農業地域
組織形態任意(非法人)
構成員農家13戸
経営類型水稲+六条大麦+大豆+コスモス+ソバ+野菜
耕地面積経営規模47.46ha(水稲35.60ha、六条大麦8.05ha、大豆4.05ha、コスモス3.16ha、ソバ3.00ha、野菜0.55ha)
組織の特徴水稲の77%がV溝直播、内61%が不耕起。集落内に小松ICがあるため市街化が進み、耕地が分散しており、その延長として集落外・市外への出作りも行っている。専従者は3人
運営体制毎週火曜に定期ミーティング開催。営農グループと農機グループが協議し、班ごとの出役計画を2週間分作成。組合員には作業ノルマを課している。
機械装備等トラクター2台、田植機3台、コンバイン2台、直播機1台、ビニールハウス1棟(80㎡)(平成20・21年度担い手経営展開支援リース事業を利用)
余剰金の分配方法や小作料など管理面積割合10割
小作料:10,000円/10a
その他視察の受け入れ 要相談
講演会等の依頼 要相談

スムーズだった体制の移行

 NAC営農組合は、小松市長崎町の生産組合の役員13人が、2年前に1農場1経理の営農組合として発足した。
 営農組合への移行にあたって、組合員は、苦労らしい苦労はほとんどなかったと話す。
 その理由は、土地区画整理事業と農業基盤整備事業を経て、自分の土地が移動したり変容したりしたため、地権者の「土地へのこだわり」が薄くなっていたことにある。
 それに合わせるように、地権者には「若いやつらに任せていこう」という意識が浸透していた。 地権者の言葉の通り、NAC営農組合の構成メンバーは若い。農業従事者の高齢化が問題視される中、NAC営農組合は最年長者でもまだ57歳であり、30代と40代が13人中5人もいる。

「不耕起」47%を取り組み1年目で実現

 1農場1経理の経営体となったからには、作業の効率化を進めることが重要な経営課題となる。今までと大きくやり方を変えた部分もあるが、「若い分だけ、変化に対する抵抗が少なかったのかな」と組合員らは感想を寄せる。その顕著な例が平成21年から始めた「不耕起V溝直播」だ。
 NAC営農組合では、平成21年末の時点で、水稲栽培面積の77%にあたる27.50ha で「V溝直播」に取り組んでいる。そのうち16.82haは不耕起だ。
 そもそも、NAC営農組合の「V溝直播」への取り組みは早く、平成17年には県農業試験場とタイアップし、実験栽培を行っていた。
 「不耕起V溝直播」については、当初、1haだけ試験的に実施する予定だった。しかし、組合内でミーティングを重ねるうちに、チャレンジする組合員も面積も増え、その結果、1年目から水稲栽培面積の約半分で「不耕起V溝直播」を実施する異例の取り組みとなった。
 初回から大規模に取り組んだ背景には、「できることはすぐやりたい」という組合員の強い意欲があった。

80歳までできる農業を目指し前進団

 「V溝直播」を導入した結果、育苗管理と田植え作業がなくなった。「不耕起V溝直播」に取り組むと、耕起がなくなると同時に代かきの作業時期が繁忙期の春から閑散期の冬に移った。大幅な合理化を実現しつつも、収穫量は維持できており、NAC営農組合では大きな成果を感じている。
 また、これまで積極的に省力化を進めてきたのは、何も経営の視点から生産効率を上げることだけが狙いではない。「80歳になっても続けられる農業にしたい」という思いがあったからだ。そのためにこれからは、作業負担が軽く女性や高齢者も無理なく従事できる水菜・レタスといった水耕栽培の展開を検討しているそうだ。

集落営農組織NAC営農組合(小松市)【PDF:1.5MB】

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