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農作業の効率化を徹底、助成金に頼らない組織に(アイシーコマツファーム)

農閑期の雇用確保に向け、冬場の仕事に適した事業を探している

アイシーコマツファーム

Profile

設立 平成19年6月
所在地 石川県小松市小島町
農業地域類型 平地農業地域
組織形態 任意(非法人)
構成員農家 29戸
経営類型 水稲+麦類+大豆
耕地面積 経営規模67.8ha(水稲37.4ha、麦類15.2ha、大豆15.2ha)
組織の特徴 農地は利用権設定により、集落の約9割を一括して管理・運営し、経営の効率化を実現した。水稲は「コシヒカリ」「ゆめみづほ」を栽培している
運営体制 用水管理、畦畔管理は組合員全員で実施。その他の田植えや刈り取りなどの作業は希望者を募る
機械装備等 トラクター5台、田植機3台、コンバイン3台(平成20年度担い手経営展開支援リース事業、平成20年度地域担い手経営基盤強化総合対策実験事業で導入)
余剰金の分配方法や小作料など 集落内の受託は面積に応じた出資割合5割、従事分量配当5割
その他 平成20年度全国麦作共励会全国農業協
同組合連合会会長賞
視察の受け入れ 可能(無料)
講演会等の依頼 可能(要相談)

転作組合で協力の3町が組合設立

 アイシーコマツファームに参加している小島、上牧、安宅の3町の農家は、そのほとんどが兼業農家だったため、後継者不足が深刻になっていた。
 そこで、以前から農業機械を共同利用する転作組合で協力関係にあった3町で話し合いを進め、平成19年6月、任意団体のアイシーコマツファームを設立した。

水稲直播栽培を採用し作業を分散化

 アイシーコマツファームでは、組織化を契機に農作業の効率化に向けたさまざまな取り組みに挑戦している。
 例えば、苗を育てて水田に植える従来の水稲移植栽培に加え、平成19年からは水田に種を直接播まく「水稲直播栽培」を取り入れた。
 この技術の導入により、ゆめみづほは8月、移植コシヒカリは9月上旬、直播コシヒカリは9月下旬といったように、収穫時期をずらすことが可能となり、農業機械の効率的な運用と作業の分散化を図った。また、大豆の栽培には、畝を立てながら種をまく「畝立て同時播種」の技術を採用。農薬散布についてはラジコンヘリを取り入れた。
 これらの技術の導入などにより、作業量を大幅に削減することに成功。組合員の出役手当については、1日最低1万円を保証し、難易度や作業量に応じて2万円まで(5段階)支払っている。

若者が農作業を手伝い地域の団結力がアップ

 集落営農を始めるようになってから、20代、30代の若者が農作業を手伝うケースが増えるなど、後継者不足の問題解決に向けて明るい兆しが見えてきた。
 さらに、共同で農作業を行う中で、自然とコミュニケーションが図られ、地域全体の団結力もアップした。また、組合設立3年目にして黒字に転じるなど、すべてが順風満帆のように見える。
 だが、組合員たちの共通の思いは、国の助成金に頼った経営体質からの脱却だ。
 中出雅昭組合長は「助成金がなくなることを想定した経営のあり方を考えておかなければならない。この地域のお米は、昔からおいしいという評価を受けており、有機減農薬米の栽培にチャレンジするなど、ブランド米として確立していきたい」と意気込む。

次世代の担い手育成に稲刈り体験を実施へ

 平成23年度からの法人化を目指すアイシーコマツファームでは、次世代の担い手育成にも取り組む。平成22年から休耕田を復活させて作付けできるようにし、その一部を稲刈り体験用の田んぼとして児童に開放する予定で、小松市内の2小学校に参加を呼びかけ、来年秋に実施したい考えだ。
 また、稲わらを活用した新たな地域おこしを模索している。組合員からは、ミニ俵やしめ飾りなどの民芸品に利用してはどうかといった意見が出ており、いずれはわら細工教室を開くことも検討している。

アイシーコマツファーム(小松市)【PDF:1.5MB】

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