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作業請負面積が延べ22ha。地域農業の受け皿に(農事組合法人湖南ファーム)

小林代表理事は労働時間の短縮、農作業の効率化に手応えを感じている

農事組合法人湖南ファーム

Profile

設立平成19年3月
所在地石川県金沢市八田町
農業地域類型平地農業地域
組織形態農事組合法人
構成員農家7戸
経営類型水稲+加工米
耕地面積経営規模10ha(水稲+加工米10ha)
組織の特徴経営耕地面積10ha のうち7haについては利用権を設定している。このほか、田植え(9.4ha)や稲刈り(14.3ha)については作業を請け負っている
運営体制出役計画は田植えや稲刈りなどの作業の都度、一人ひとりの事情を考慮して決めている。オペレーターは全員が担当
機械装備等トラクター2台、田植機2台、コンバイン2台)
余剰金の分配方法や小作料など集落内の受託は面積割合1割、従事分量配当9割
その他視察の受け入れ 要相談
講演会等の依頼 要相談

世代交代を控え法人化に踏み切る

 湖南ファームがある金沢市八田町での組織化の取り組みは、昭和61年にスタートした。当時、農協青壮年部のメンバーが集まる形で、町内の農作業を受託する八田町稲作請負組合を設立。稲刈り作業だけを請け負い、多い年には36~37haを受託していたこともあったという。
 同組合では、いずれ田植えなどの作業も受託する計画にしていた。とはいえ、時が経つに連れ、メンバーの中には個別に農業を続けていくことへの危機感も増していた。
 例えば、大きな問題と考えていたのが育苗である。当時はメンバーの親世代が育苗にあたっていたが、高齢化が進むに連れ、このまま世代交代すると育苗に支障が出るのではないかとの心配が出てきた。というのも、メンバーは全員が会社員であり、最低でも30日間、毎日のように水や温度を管理しなければならない育苗は大変な負担となるからだ。
 また、それぞれが所有していた農機や育苗ハウスが老朽化していたことも対策が急務だった。
こうした問題についてメンバーが話し合ううち、本格的に集落営農に取り組む機運が高まった。そこで、稲作請負組合を解散し、設立したのが農事組合法人湖南ファームである。

献穀田に選ばれ、宮中新嘗祭に献納

 現在、湖南ファームの構成農家は7戸で、基本的には全員参加で農作業にあたる。「皆が集まって作業すれば気分も楽で、楽しみながら仕事ができる」と話すのは小林博紀代表理事である。大型の田植機などを導入し、協力しあって農作業に取り組むことで、労働時間の短縮、作業の効率化が図られている。
 また、八田町では現在、ほ場整備事業の真っ最中であり、平成2年度に完了する予定となっている。工事が終われば、これまで1枚あたり8aだった田んぼが、35~36aへと区画が大きくなるほか、用水路も整備され、農作業は一層効率化が進む見通しだ。
 このほか、コンピュータを導入して経理事務を合理化しているほか、シミュレーションソフト活用して、環境に優しく、合理的な施肥を実現している。
 平成20年度には小林代表理事のほ場が、宮中の新嘗祭に献納される献穀田に選ばれ、徹底した管理で品質のよいコシヒカリを献納したことも明るい話題の一つだ。

農産物の加工や野菜作りも視野に

 発足以来、収支の状態は良好である。経営的に大きな支えとなっているのは構成員以外の農家からの作業受託である。昨年には田植えで9.4ha、稲刈りで14.3haの作業を請け負った。
 依頼主の多くは70~80代の高齢者が営んでいる農家である。小林代表理事は「お年寄りにとって農作業は生きがい。あくまでも日々の管理は自分たちでやってもらい、田植えや稲刈りなど負担の重い作業をお手伝いしていきたい」と意気込む。
 さらに、「今はまだ全員が会社勤めをしているが、4~5年すれば、専業で働けるメンバーも出てくる」と話し、作付面積や作業請負を拡大するほか、野菜を作ったり、加工品を作ったりして、足腰の強い農業経営を実現する考えだ。

農事組合法人湖南ファーム(金沢市)【PDF:1.5MB】

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