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設立1年で効率化を実感!意識の高まりが成功のかぎ(農事組合法人こうぼう アグリ)

鵜飼・春日野地区の組合員が集まり、地域の農業の将来について何度も話し合いを重ねた

農事組合法人こうぼう アグリ

Profile

設立平成21年1月
所在地石川県珠洲市宝立町鵜飼・春日野地区
農業地域類型平地農業地域
組織形態農事組合法人
構成員農家4戸
経営類型水稲
耕地面積水稲21ha
組織の特徴農地は利用権設定により、集落の6割を一括して管理・運営し、経営の効率化を実現。平成22年度は水田環境の整備、23年度からは直播栽培を計画
運営体制出役計画を作成し、基幹作業は構成員全員参加
機械装備等トラクター3台(リース1台含む)、コンバイン2台、田植機2台
余剰金の分配方法や小作料など余剰金が出た場合は、総会を開き分配方法を決定
その他視察の受け入れ:不可
講演会等の依頼:要相談

少しの異常でも情報を共有

 珠洲市宝立町の鵜飼・春日野地区の農家で結成した農事組合法人「こうぼう アグリ」。平成21年1月の発足からわずか1年にもかかわらず、代表理事を務める宮崎宣夫さんは、地域の結束の強まりを実感している。
 例えば、目に見える効果として、情報共有に対する意識の高まりが挙げられる。たとえ、自分の所有地でなかったとしても、作業に携わった水田の状態は気にかかるようになり、通りがかった際に少しでも異常を見つけると、すぐに連絡を取り合うようになったという。
 法人で主催する春の慰安旅行も好評だった。1年目は、春の農作業の参加者と富山県への温泉旅行に出かけたそうで、「バスがサービスエリアや名所に寄るたびに、両手いっぱいのお土産を買い込んでいました」と、宮崎さんは笑顔で旅行の思い出を教えてくれた。

指定図をもとに作業員が自主的に行動

 また、「こうぼう アグリ」では、作業の効率化にも力を注ぐ。春にはメンバーが集まり、ミーティングを実施。それをもとに、管理・運営する田んぼを記した指定図を作り、作業に携わる人全員に配っている。「指定図を見れば、法人の田んぼかどうかが一目瞭然です。他の方の田と間違えることもありませんし、リーダーが指示しなくても、オペレーターが個々に行動できます」と宮崎さんは胸を張る。
 同地区では、ほ場整備事業も進められていて、1区画の面積が従来の6、7aから30aへと拡大した点も作業の効率化の追い風となった。法人で新たに購入したトラクターやコンバイン、田植機などの大型機械によって、作業スピードが格段に上がり、予定よりも早く完了した作業も少なくなかったそうだ。

農業を通した住み良い環境づくりを

 発足から1年でさまざまなメリットが現れている「こうぼう アグリ」だが、法人化までの道のりは決して平坦ではなかった。「ほ場整備事業が持ち上がった平成17年ごろから法人化を検討していましたが、それぞれの農家の個性をまとめ、経理を一本化することは簡単ではありませんでした」と宮崎さんは振り返る。それでも、高齢化が進み、耕作放棄地が徐々に増えていく現状を目の前にし、話し合いを重ねる中で地域の活性化に住民同士の協力が不可欠だという認識が広がり、営農の組織化へとこぎ着けた。
 「こうぼう アグリ」では今後、強まった住民同士の結び付きを生かし、地域の活性化を推し進めていく方針で、平成22年度には水田の法のりめん面の植栽や米の直播農法の導入を検討している。「農家に負担の少ない農地を目指し、農業を通して地域の住民が過ごしやすい環境を作っていくことが目的です」。宮崎さんはこう話し、奥能登で始まった集落営農の一層の浸透に意欲を燃やしている。

農事組合法人こうぼうアグリ(珠洲市)【PDF:1.5MB】

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