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この場所、この味。栢野名物草だんご(栢野大杉茶屋)

栢野大杉茶屋 辻 栄子

プロフィール

販売場所
(又は活動場所)、
問い合わせ先など

石川県加賀市山中温泉栢野町ト10-1
【問い合わせ】0761-78-5489
【営業時間】期間限定営業(4月20日~12月20日)
【交通手段】JR加賀温泉駅から、山中温泉行きの加賀温泉バスに乗り、栢野で下車、徒歩1分
活動開始年月 平成2年
具体的な活動内容
・活動のきっかけ
・活動のようす
・加賀市山中温泉栢野町の伝承料理の掘り起こしを行い、栢野に昔から伝えられてきた草だんごを、町おこしの起爆剤に出来ないかと、商品化に取り組んだのが始まりである。
・JAまつり、村祭りなどのイベントにおいて、草だんごを販売していたが、口コミで注文が増え、JAが加工所兼直売所を建設し、平成2年に「栢野大杉茶屋」を開設した。
・現在、草だんごを主力にぼたもち、草あんころなどを当日販売する量だけ、加工・販売している。草だんごの販売を通じて、地域の活性化を図りたい思いで、販売は茶屋のみで行っている。
・よもぎの摘み取りができる期間限定(4月20日~12月20日)で加工しており、これからも、仲間の気持ちを一つに、人と人とのつながりを大切にして、先人の残してくれた伝承の味を伝えてゆきたい。
特徴(PRしたいこと) ・草だんごの草であるよもぎの葉の摘み取りから団子づくりまで工程はすべて手づくりで、保存料は使用していない。
販売商品(メニュー) ・草だんご

素人だからこそ作れる味

 山中温泉の中心から山間部へ4㎞。辻栄子さんを代表とする加工グループが営む「栢野大杉茶屋」は、天然記念物の栢野大杉がそびえる菅原神社の真向かいにある。
 名物「草だんご」で有名な茶屋の起こりを、辻さんは懐かし気に振り返る。「昭和 50年代頃から、地域の兼業農家の主婦たちが集まり、特産物加工や伝統食の掘り起こしを熱心にやっていました。そんな私たちの姿を見て、農協が力添えして下さったんです」。加工所兼売店が作られることになった際、「ぜひに」とこだわったのが、大杉の前の場所だったという。
 当初、グループでは、地元で採れる自然薯を活かせないかと、さまざまな加工商品化を試みた。だが、独自性を出せず、断念。「素人の自分たちが作れるもので、ほかとは違った付加価値のあるものを」と考えたあげく行き着いたのが「草だんご」だった。
 集落伝統のハレのお菓子である草だんごは、奥山中の野生ヨモギをたっぷりと使ったもの。新鮮なおいしさを味わってほしいと、手摘みの生のヨモギが使える4月20日~12月20日のみに販売期間を限定した。以来約20年、守り続けるその方針は、辻さんたちの「ここまで買いに来てくださるお客様への誠意」の証となっている。

変わらぬよさを大切に守る

 だんごには、昔から集落で好まれる濃厚な味わいを再現するため、苦くなる限界までヨモギを入れる。当初はヨモギが足りず、八方手を尽くして集めたこともあった。こうした経験をふまえ、現在は地元にヨモギ採取のための人的ネットワークも整えている。
 餡を入れず、きなこのみを表面にまぶす地域の食べ方や、茶店だけで売るという特殊性にも、当初、賛否両論があった。「餡を入れたり、他の場所でも売ったりしてはどうかというアドバイスを受けて試しましたが、このスタイル、この場所が一番売れるんです」と確信を込めて辻さんはいう。
 お客は、加賀や福井など近辺のなじみ客が多い。長年食べ続けて、身体の調子がいいとの声も聞かれる。「霊験あらたかな大杉の神社前で草だんごを買うことに、きっと意味があるのでは」と辻さん。時代に合わせ、変化することがよしとされる昨今。変わらぬものの価値を伝えるこの茶屋を、樹齢2300年の大杉がじっと見守っている。

栢野大杉茶屋(石川県加賀市)【PDF:2.5MB】

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