能登山菜のページへ 6次産業化のページへ
HOME農業を始めてみたい方へ就農してからのこと職人スタイルで、こだわりのぶどうを!(竹森 賢司)
このエントリーをはてなブックマークに追加

職人スタイルで、こだわりのぶどうを!(竹森 賢司)

竹森賢司写真

竹森 賢司 (たけもり けんじ)

Profile

石川県立金沢桜丘高校から金沢大学工学部へ進学
平成17年に父親の経営するぶどう園に就農

現在、経営者として90aのぶどうを栽培している

就農のきっかけから就農まで

 小さい頃から家の仕事を手伝い、ぶどうの木と共に育ちました。
 自然が好きであったことと、人と同じ事はしたくないという性格から、ぶどう園を経営することに魅力を感じ始めました。また、直売店舗であったため、消費者の生の声を聞く機会が多く、こだわりを持って作っているぶどうが評価されていることを目の当たりにしてきました。そして、「自分もみんなが笑顔になれるような美味しいぶどうを作りたい。それを少しでも多くの人に味わってもらいたい」と強く思うようになったのです。
 二人兄弟の兄は金沢の会社へ就職し、私が大学で物質化学工学科へ進学したときも、父は私たち兄弟にぶどう園を継いで欲しいという期待は一切かけず、好きなことをさせてくれました。
 そんな寡黙な父の背中を見て、「これぞ職人農家だ!自分もこんなカッコイイ農家になりたい」と感じ、ぶどう園を継ぐ決意をしたのです。

就農してから現在まで

 就農してから2ヶ月後、父が病気で入院しました。知り合いのぶどう農家の方に教えてもらうことになったものの、人とは異なるこだわりの作り方をしている父の畑では上手くいかず、その年は品質・収量ともに大きく低下してしまいました。
 その後、父の容態は悪化し、1年後の夏に亡くなりました。こだわりの美味しいぶどうを作る秘訣も謎のまま、いつもの味を求めてこられるお客様の期待に応えられるのだろうかと、不安な日々が続きました。
 それから、栽培講習や先輩農家の方の指導を受けながら必死で勉強しました。そして基本的な技術を身につけたある日、父が残してくれたぶどうの木に答えが隠されていたことに気づきました。ざっくり切られた枝の断面、ミミズの這ったような汚い字のメモ書きなど、父は無言で私に教えてくれたのです。
 そして、その年のぶどうを食べたお客さんに、「お父さんの味だね」と言ってもらえました。あの時の感動は今でも忘れられません。
 まだまだ未熟ですが、父の意志を引き継いだこの畑で、こだわりのぶどう作りを追求していきたいと思います。

将来はこんな農業をめざします!

 こだわりのぶどうで、人に笑顔と感動を与えたい!

今後就農をめざす人へ

 まず方向性を決めましょう。農業と一口に言えども多様なスタイルが存在します。儲けたいのか、地域とのつながり、地球とのつながりを大切にしたいのか、職人のようなこだわりを求めるのか。自分がどのスタイルに合うのかを明確にしておくことが大切です。
 そのためにも、ぜひ農業青年の活動に参加しましょう。何か答えが見つかるはずです。

農林総合事務所所長よりひとこと

 工学部の夢と農業の夢から農業の夢を選んだわけを聞いた。
 工学部の夢は地球に優しい、エコ関連の仕事であったが、その仕事は「遠すぎて実感がない」。しかし、ぶどうづくりは結果がすぐ出る、消費者からも反応が直接聞けることから「直結感があり、これだ!」と思ったとのこと。消費者から直に評価される直売を行い、自分が納得できる物しか売らないという職人気質を持っている。

高農林総合事務所長

▲ページTOPに戻る
 


公益財団法人いしかわ農業総合支援機構 〒920-8203 石川県金沢市鞍月2-20 石川県地場産業振興センター新館4F TEL076-225-7621 FAX076-225-7622 免責事項のページ 個人情報についてのページ お問い合わせのページ