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先端産業から農業に転職して(安田 康治)

安田康治写真

安田 康治 (やすだ こうじ)

Profile

石川県能美市赤井町生まれ
金沢大学理学部物理学科卒業
平成9年 液晶を研究する会社を退職後、北海道の大規模水稲農家で農業研修を経て就農

◇経営概要
 水稲  5.6ha
 大麦  1.9ha
 丸いも 0.5ha

就農のきっかけから就農まで

 大学卒業後、今日の最先端技術である液晶を研究している会社に就職し、カーテンを閉め切った外気も入らない暗い部屋で生産管理に従事したが、一生の仕事として何か違和感を感じていました。常にストレスがあり、お日さまの下で働ける仕事に就きたいという思いが次第に強くなりました。
 そんな時、「農業」という職業が思い浮かびました。子供の頃、両親が水稲と原木椎茸栽培を行っており、時々手伝っていたことが影響したのかもしれません。
 そこで、水稲の栽培技術を取得するためにどうすべきかを情報収集し、就職情報誌で北海道の大規模水稲農家での研修を斡旋してもらいました。ここでは1シーズン1作ではあるが、稲作の手ほどきを受けました。
 北海道での研修では、栽培技術と言うよりは、百姓の「根性」を学んだ面が大きかったと思います。

就農してから現在まで

 当時は両親が水稲と椎茸栽培に取り組んでおり、北海道の研修を終え、帰郷したものの、自分が独立して農業をすることは、資金的にも技術的にも無理であり、原木椎茸で生計を立てようと考えました。
 しかし、ちょうどその頃から、中国産の安い椎茸が大量に輸入されるようになり、単価が下落し、規模拡大すればするほど赤字が大きくなるような惨憺たる状況下となりました。当時は赤字の穴埋めのためにアルバイトをしなければならないという悲惨な状況で、地獄を見た気がします。
 そこで、椎茸栽培に見切りをつけ、能美特産の「丸いも」栽培にチャレンジすることを決めました。
農家仲間からは「あんなしんどいもんするな」と言われましたが、農協の指導員や仲間からいろんなことを教わりながら始め、最初はほんの一畦でしたが、現在は50aを作付けしています。
 水稲の方は、近在の離農された方の田んぼが少しづつ集まり、当初の2倍の耕作面積となり、経営的に安定してきました。
 農業をやっていて楽しいと感じるのは、種を播いてから収穫するまで、自分で考え、自分の手で育てられることです。今は、労力に余裕があり、原木椎茸への再チャレンジと水稲の規模拡大を模索しているところです。

将来はこんな農業をめざします!

 農業で他産業並みの所得を得るべき複合経営の確立を目指す。

 今後就農をめざす人へ

 ゼロから始める人はしっかりした資金計画がないとやっていけないのではと思う。農業をやって生活が成り立たないと辛いだけである。
 農業をやるには技術の習得も大事であるが、なによりも農業が好きであることが大切だと思う。

農林総合事務所所長よりひとこと

 安田君は、大学で物理学を専攻し、IT産業に従事した経歴を有す異色なニューファーマーです。 太陽の下で汗を流す農業が好きで、日々充実している様子がインタビューの端々から伝わってきました。
 農業で他産業並みの所得を得る経営の確立を図って、後に続く者に道を開いて欲しい。

中山農林総合事務所長

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