能登山菜のページへ 6次産業化のページへ
HOME農業を始めてみたい方へ就農してからのこと生産環境の厳しい葉タバコ経営で生き残りをかける(宮野 峰生)
このエントリーをはてなブックマークに追加

生産環境の厳しい葉タバコ経営で生き残りをかける(宮野 峰生)

宮野峰生写真

宮野 峰生 (みやの たかお)

Profile

石川県珠洲市三崎町生まれ
葉タバコ農家の2代目。地元の高校を卒業後、京都の大学に進学。哲学専攻という異色の経歴を持つ
その後、実家の珠洲市で就農
現在は、葉タバコを3ha、水稲を4.6ha栽培しており、葉タバコを中心とした複合経営を営む
父は農事組合法人サンビの構成員であり、繁忙期にはアルバイトとして参加するなど地域の水田の担い手としても活躍
 

就農のきっかけから就農まで

 子供の頃から家の手伝いをしており、葉タバコは夏が農繁期なので、中学生の頃から夏休みはずっと収穫を手伝っていました。両親から家業を継ぐように言われたことはありませんでしたが、農業が好きだったので将来は就農するつもりでした。そのため、大学では思い切って農業とは関係のない方向に進みましたが、父親はそのことを分かっていて自由にさせてくれたのだと思っています。
 就農してから、毎日畑に行くようになって、葉タバコの生長の早さに驚かされています。定植して間もない頃は生育を良くするために1株1株に水やりをします。手間がかかって大変な仕事ですが、その効果は一目瞭然です。日に日に葉タバコが大きくなっていく様を見るのは面白いものです。でも、夏場は葉タバコの防除や収穫が忙しく、暑い時期に休みがまったく取れないのでハードな仕事だと思います。

就農してから現在まで

 現在は葉タバコを中心に水稲等の栽培管理を補助的に努めています。就農して5年経過し、ようやく葉タバコ栽培の流れが分かってきました。父親の仕事はとても丁寧で、水田の管理も行き届いていると評判で、最近は周りの人から田んぼを任されることが増えてきました。そんな父親の仕事ぶりや技術を見習っていきたいと思っています。
 今は葉タバコ栽培が経営の柱ですが、タバコの需要が減ってきており、将来を不安に思うことがあります。新しい品目を模索していかなくてはいけないと思いますが、なかなか葉タバコに変わる品目は見つけられません。葉タバコは施肥量や病害対策により品質格差ができ、格付けランクが大きく変わり、売り上げで10a当たり25万~50万円と倍の格差が付きます。先ずは、葉タバコで良いものを安定して作ることで生き残りを図っていきたいと思います。それには何よりも技術を磨くことが必要だと感じ一生懸命父親の技術を勉強しています。

将来はこんな農業をめざします!

 確かな技術と信頼で百年続く安定した経営を目指す。

今後就農をめざす人へ

 農業は甘くない、経営も易しくはない。就農するには覚悟も必要で、会社勤めのほうが気楽だと思う。
 でも、良いこともある。頑張った結果が自分に戻ってくるし、対人関係もわずらわしくない。時間も自分の思い通りに使える職業だ。
 それに、これからの世界の食糧問題を考えると日本農業の未来は明るくなると思う。

農林総合事務所所長よりひとこと

 経営の主要品目となっている葉たばこは珠洲市でも減ってきていますが、品質のいいものを作れば安定品目といえます。現在の水稲との複合経営は作物競合も少なく安定しています。
 今後、水稲、葉タバコの高品質生産技術を身につけるとともに、低コスト生産のために何が必要か、考えてみてください。

種本農林総合事務所長

▲ページTOPに戻る
 


公益財団法人いしかわ農業総合支援機構 〒920-8203 石川県金沢市鞍月2-20 石川県地場産業振興センター新館4F TEL076-225-7621 FAX076-225-7622 免責事項のページ 個人情報についてのページ お問い合わせのページ