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産地の仲間と共に全国レベルのナシ作りを目指す!(加納 稔久)

加納稔久写真

加納 稔久 (かのう としひさ)

Profile

石川県加賀市生まれ
石川県立加賀高校卒業後、地元JAに勤務した後、就農し、両親の農業経営に参画
平成10年 アグリ塾で果樹専門コースを受講
平成14年 江沼加賀農業青年グループ会長
平成16年からJA加賀小塩辻梨生産組合副組合長兼防除班長

経営概要  ナシ専作農家 なし栽培面積140a
        栽培品種 「新水」10a、「幸水」65a、「豊水」30a、「二十世紀」18a、その他品種17a

就農のきっかけから就農まで

 実家はナシの専業農家で、子供の時から作業の忙しい時期に両親の手伝いをしてきたが、家業のナシ栽培を継ぐつもりは全く無かった。今でこそ、農業に対して誇りとやりがいを感じているが、当時は、先生から両親の職業を聞かれた時に、「農業」と答えるのが何となく恥ずかしく、サラリーマンや商売をしている方がかっこいいと思っていた。
 高校を卒業して、地元JAに就職し農家とのお付き合いが始まり、昼夜をたがわず農家のお手伝いをやってきた。JAでの仕事は非常に忙しかったが、一面、客観的に農家の実態も見れたことは良かったと思っている。
 多忙な業務を過ごすうちに、仕事とは言え、よその家の作業を手伝って、実家のナシの作業を全く手伝わないことに疑問を感じ始め、家業を手伝った方が良いのではないかと思うようになった。
 そんな思いを感じていた頃に、近所のナシ農家から実家のなし栽培を継ぐことを強く勧められ、両親に相談をした。父は安定した収入が得られる現在のJAの仕事を続けることを希望したが、母は、家業を継いでくれることを喜んでくれた。JAを退職して家業を継ぐことを決意した。
 就農する際には、子供の時からナシ作業の手伝いをしていたことや、両親が既にナシ経営の基盤を築いてくれていたこともあって、就農に対する不安感は特に無かった。

就農してから現在まで

 実際に就農して間もない頃は、栽培技術がほとんど無いに等しく、近くの篤農家の圃場に通っては、細かい栽培のテクニックをマンツーマンで習った。それと同時に、就農準備校アグリ塾の短期コースに通いながら、地元農林事務所、農業総合研究センターなどで栽培講習会を受講するなどして知識や技術の向上を図った。
 また、篤農家などから参考となる本を借りては、役に立つと感じた本を購入して栽培技術の基本を勉強した。
 就農して間もない自分にとって、特に恵まれていたことは、いつも近い所にナシの篤農家がいて分からないことをいつでも直接聞くことができる環境にあったことであり、お世話になった篤農家とは、今でも圃場を行き来して、お互いに交流を続けている。
 更に、若手部会員を中心に構成する「なし研究会」に所属し、毎年、ナシ栽培の先進県である関東近辺の篤農家を招いて、最新の剪定技術を学んでいる。
 この講習会を自分の園地で行い、いつでも最新の剪定方法を見ることが出来たことは大変役に立ったと思う。
 とは言え、まだまだ技術の未熟な部分があるので、最先端を行く篤農家の技術を習得し高品質な梨作りを目指している。就農して5年目頃には、栽培技術が向上し、目標の生産量を出荷できるまでになった。と同時に、両親から経営委譲を受けて、確定申告を自分で行うようになり、やっと一人前のナシ農家として自立してやって行ける自信がついたように感じている。

将来はこんな農業をめざします!

 全国ナシ研究大会で通用する「全国トップレベルのナシづくり」を目指すぞ!

今後就農をめざす人へ

 新規就農するにあたって、「夢」と「あこがれ」を持つことはとても大事なことだと思う。
 だけど、農業は会社組織と違うのだから、「夢」と「あこがれ」だけで農業の世界に飛び込んできても、やがて「現実」という壁にぶつかることだろう。
 失敗しない為には、まずはじっくりと自分の目で現場を見て歩くのが一番良いと思う。
 先進地を見て歩くのもいいし、農家と一緒に収穫作業を手伝うのもいいだろう。受粉作業や選果場でのアルバイトもいいだろう。そうすれば、やがて本当の実情が見えてきて、就農するのに本当に必要なことが見えてくるだろう。

農林総合事務所所長よりひとこと

 加納さんは、手入れの行き届いた口ひげとあごひげを身につけたダンディな農業青年でした。
 インタビューの中では、梨作りにかける情熱がほとばしり、非常に頼もしく感じました。飽くなき向上心を持ち、自分の梨園を全国の仲間に見せても恥ずかしくないものにしたいという思いを語ってくれました。小塩辻の梨生産者のリーダーとして頑張って産地の発展に活躍されることを期待したい。

中山農林総合事務所長

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