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養鶏業と「さくらたまごとお菓子の店」を経営する青年(平岡 宏康)

平岡宏康の写真

平岡 宏康 (ひらおか ひろやす)

Profile

石川県加賀市分校町生まれ
小松明峰高校卒業後、石川県立農業短期大学で生態学を専攻。卒業後、建設コンサルタント会社で環境アセスメント業務に従事
その後、父母の経営する養鶏業に就農
平成12年 調理師学校に入学し、夕方から金沢市内のレストランで料理の修業
平成18年 「さくらたまごとお菓子の店Cocotte」(ココット)を開店

経営概要  採卵鶏9,000羽

就農のきっかけから就農まで

 平岡養鶏場は、祖父が水田農業の傍ら100羽の鶏を飼い始めたことから始まった。父がこれを継承し、就農時は9,000羽までに規模を拡大した。この間多額の設備投資も行っており、子供心にここまで大きくした養鶏場を潰すのはもったいないと感じていた。
 父母は跡を継げとは一言も言わなかったが、幼稚園の作文に、将来は「たまご屋」になると書いているところをみると、親戚を始めとする周りからは宏康が養鶏業を引き継ぐのだよと刷り込まれていたように思う。
 また、自分は生き物が好きなので、養鶏をやることには何ら抵抗感がなかったし、早く自立したいとの思いもあった。消防士や作業療法士も良いのではないかとの思いも一方にはあったが、高校卒業時に農業短大を選択した時点で養鶏を継ごうと決意した。
 就農に当たっては既に経営基盤が確立していたので資金の工面や技術に関する不安はなかった。
農業短大では、養鶏に関する勉強をやりたいと思ったが、関係する講座がなかったことは残念であった。

就農してから現在まで

 最初の頃は、訳もわからず父母の指示のもとに作業を行っていたが、新たに自分が参入したからには、何かをやらねば発展がないとの思いがあった。
 規模拡大も話し合ったが、土地の確保が難しく、別の道を模索していたとき、ヒナを購入する業者主催の研修に参加した。その研修での知識を生かして、卵に付加価値をつける道を探ることにした。10年ほど前から導入している卵の自動販売機による直売が好調なことから、直売所を作ることを決め、卵を使った菓子類も販売することを計画した。
 このため、調理師免許を取り、「さくらたまごとお菓子の店(ココット)」をオープンした。養鶏の世話をしながら妻と二人でやっている。製菓材料が高くなり経営的にはかなり厳しいが、お客様との対話が励みとなり直売はおもしろいと感じている。売り上げは少しずつ伸びており、将来は店を大きくしたいと思っている。トウモロコシの高騰等えさ代が高くなっているので、えさ米栽培や平飼いにも挑戦し、今以上に安全で美味しい卵の提供に取り組みたいと考えている。

将来はこんな農業をめざします!

 新鮮なタマゴと美味しいスイーツの提供を通じて、みんながハッピーになれるよう頑張りたい。

今後就農をめざす人へ

 全ての仕事に通ずることと思うが父からは、第一次産業は「我がのことは我がで」と教えられた。この意味するところは、自分で努力すればそれに応じた成果が我が身に返るが、努力しなければそれだけのものと理解している。
 停滞は後退である。日々向上する意志を持つことが大切だと思う。養鶏業は今では機械化が進んでおり、肉体的にはきつくなく、生き物が好きであれば子供と接しながら生活できるやりがいのある仕事と思っている。

農林総合事務所所長よりひとこと

 平岡君は、スレンダーで、つやのある声の心優しい青年でありました。調理師免許を取るときには、ほぼ一年間料理の勉強と技術の修行で休みなしで頑張ったとのことです。
 大変な努力家でもあり、将来は店を大きくし新しい飼育方法にも取り組みたいという夢を持っておりますが、夢が実現するようエールを送りたい、頑張ってください。

中山農林総合事務所長

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