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目指すはもうかる農業。作付面積を倍増し、ナスの多品種生産へ(表 信吾)

表信吾写真

表 信吾(おもて しんご)

Profile

石川県金沢市生まれ
大阪の辻調理師専門学校に入学
専門学校を卒業後、金沢市内のホテルでコックとして勤務
金沢市内に料理店をオープンし、オーナーシェフとなる。
約10年後に店じまいし、建築資材製造事業を開始。
平成18年 金沢農業大学校に入学
平成20年 同校を卒業後、金沢市車町でヘタ紫なす、金時草の栽培を開始

経営概要

 ナス20a、金時草10a、ナバナ2a

就農のきっかけから就農まで

 専門学校を卒業後、30代半ばまで調理師として働いていました。毎日のように野菜を扱いますから、自然と農業にも興味がわき、「いずれは農業をやりたい」と考えるようになりました。ただ、他の仕事と違って、農業には、親が農家でなければ従事できない特別な仕事というイメージがありました。実家は農家ではありません。そこで、今できることから始めようと、金沢市内にある市民農園の一角を借りて独学でナスやキュウリ、トマトを育てるようになり、それらを自分の店で提供することもありました。
 転機になったのは平成18年の金沢農業大学校開校です。当時は既に店を閉め、建築資材製造事業を開始したのですが、市民農園での野菜作りは続けていました。そのせいか私にも入学案内が届いたのです。卒業生には就農初期投資に対する助成金の支給や農地のあっせんなど、行政の支援が受けられることになっていたので、「これで農業が始められる」と考え、入学を決めました。農業大学校では2年間かけて野菜の栽培技術や施肥設計などを学び、その後、金沢市車町に25aの農地を借りて営農を開始しました。

就農してから現在まで

 1年目は加賀野菜のヘタ紫なすと金時草を10aずつ栽培しました。極力農薬を使わないようにしたのですが、地力のおかげで十分な収穫を得ることができました。私は建築用の断熱パネルを製造する仕事と二足のわらじをはいているのですが、農作業もパネル製造も冬場は閑散期です。そこでビニールハウスを1棟建てて、秋以降は金沢春菊とナバナの栽培に取り組みました。金沢春菊は病気が出たり、育ちが悪く、まったく収穫できませんでしたが、ナバナは2月から5月にかけて順調に出荷できました。そこで、 2年目にはビニールハウスを2棟増設し、ナバナの栽培を拡大しました。
 3年目はヘタ紫なすが青枯病にかかり、前年の半分しか収穫できませんでした。ただ、市場の方の声を参考に栽培したうすむらさき茄子や長緑(ナス)が、珍しさもあって高値で取引してもらえたおかげで、売り上げは上々でした。4年目は、新たに25aの農地を借りることができたので、ナスの作付面積を倍増し、味むらさき茄子、白なす、黒船といった品種にもチャレンジする計画です。
 私にとって農業はあくまでも事業の一環です。パネル製造の仕事は受注を待つ受け身の仕事ですが、農業は攻めることのできる仕事ですから、多少無理してでも経営規模を拡大していきたいと思います。

将来はこんな農業をめざします!

 農業をもうかるビジネスに。規模拡大と法人化、加工品販売を視野に、従来の常識を打ち破る農業を目指します。

今後就農をめざす人へ

 農業は手をかけた分だけいいものができます。また、市場に出荷すれば翌朝にはお金になりますし、やった分だけ利益も上がるので、非常に分かりやすい事業です。とはいえ、労働力や手間を考えると採算性は低いため、好きでなければ続けられません。
 ある程度の知識や技術も必要ですから、農業大学校などを活用して、実際の農業を知った上で始めるのが一番だと思います。

農林総合事務所からのメッセージ

 表さんは元コックという経歴のため、実需者の立場から栽培品目を検討でき、常に実需者から求められる農業を意識している。また、市場関係者などから栽培品目のアドバイスを受けながら自身でも考え、向上心を持ちながら営農を行っている。
 4年目には面積も拡大するということで、作業を行う上で苦労されることもあるかもしれないが、今後もその向上心を持ち続け、現在持っている大きな目標をかなえてほしい。

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