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半年間、悩んだ末Iターン就農を決意。頼れる後継者に(荻生 洋治)

荻生洋治写真

荻生 洋治(おぎう ようじ)

Profile

東京都生まれ
大学を卒業後、都内の空調設備会社に勤務し、施工管理業務に携わる。
平成16年 会社を辞めて、妻の実家がある加賀市加茂町に移り住み、農業経営を継承する。

経営概要

 水稲12ha(作業受託含む)、大豆15ha

就農のきっかけから就農まで

 東京で会社勤めをしていた私に転機が訪れたのは平成16年のことでした。加賀市で農業を営んでいる妻の両親から、「こちらに移り住んで、農業を継いでほしい」との打診があったのです。
 当時の私の仕事は空調設備の施工管理で、農業との接点と言えば、結婚後、ゴールデンウィークに帰省した際、何度か田植えを手伝ったことくらいです。もちろん転職を考えていたわけでもありません。それに、今までの仕事のノウハウが役立つわけでもなく、まったくのゼロからのスタートです。さすがにすぐには決心がつきませんでした。
 Iターンし、農業を継ぐことを決めたのは、半年ほど悩んだ末のことでした。まだ元気とはいえ、義父母も70歳を超えています。妻には男の兄弟がいないので、このままでは後継者がいません。それならば自分がやるしかないと決断したのです。技術や知識以外に、収入面での不安もあったのですが、「現在の経営を続ければ、生活はしていける」という義父母の話が、私の背中を後押ししてくれました。

就農してから現在まで

  1年目は義父母の作業を見よう見まねで手伝うことからスタート。2年目は手順をあれこれ考えながらの作業でしたが、3年目からは自然と体が動くようになりました。機械化されている仕事も多く、つらい時もありますが思っていたほど重労働ではありません。農作業は基本的に私が専業で取り組み、除草や耕起、水管理を義父母や妻と分担しています。トラクターや田植機、コンバインといった機械の運転にも1年目から挑戦し、最初は義父と交代しながら、2年目には一人で運転するようになりました。
 就農から丸6年を経て感じるのは、農業を仕事にするのも決して悪くないということです。体を動かして、汗を流すのは気持ちいいですし、段階を踏んで作業することで成果が出てくる点、結果が良くても悪くても自己責任という点も性に合っています。住環境も良好で、田舎だからと言って生活に不便を感じることもそうありません。時間に余裕のある時期もあり、空いた時間を趣味に当てています。
 今後の課題は、効率や品質をいかにアップさせるか。今年からは、育苗の手間を省き、収穫時期を分散させるため、直播栽培を導入すると同時に、大豆では土作りを行うことにより、収穫量を増やしたいと考えています。実践から入りましたので、今後は理論的なことも学びたいですね。

将来はこんな農業をめざします!

 技術的にはまだまだ未熟であり、作業効率や品質を向上させることが毎年の課題です。

今後就農をめざす人へ

 私は就農を決断するまでに半年かかりましたが、今振り返ると、何をそんなに悩んでいたのかと思います。やりたいと思ったら、迷う必要はまったくありません。そして、やってみれば思ったより面白いと感じるに違いありません。
 また、一口に農業と言っても、やり方は無数にあり、頭の柔軟さが求められますから、若い人にぴったりの仕事だと思います。

農林総合事務所からのメッセージ

 都会からIターン就農し最初は相当の苦労があったと思いますが、6年目で農作業や経営を引き継ぎ、今ではJAの大豆部会長の役職に就くなど、加賀市の農業を支えるリーダーとなられた荻生さんです。
 水稲のV溝直播、大豆の畝立て栽培等の新技術にも積極的に取り組み、物静かな口調で将来の展望を語る姿は、自信に満ち溢れていました。「今後は、理論的なことも学びたい」との事で、農林事務所としても精―杯お手伝いしていきます。

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