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今までの回り道は準備期間ととらえ、農業に全力投球(向 正希)

向正希写真

向 正希(むかい まさき)

Profile

石川県白山市(旧松任市)生まれ
金沢松陵工業高校(現・金沢北陵高校)化学工学科卒業その後、県内の車両製造会社に就職
東京・六本木のイタリアンレストランで調理に従事
派遣労働者として群馬県で農業を経験
県内の電子部品メーカーに勤務
平成21年 (有)川原農産(輪島市町野町)に就職

経営概要

 水稲20ha、果樹3ha、米菓子加工、農産物の通信販売
 ※(有)川原農産

就農のきっかけから就農まで

 私はこれまで、幾度となく転職を繰り返してきました。何をしても中途半端な自分に嫌気を感じていましたし、心のどこかでは常に、背筋を伸ばして働き、仕事で充実感を得たいという思いがありました。
 農業に魅力を感じたのは、平成16年に派遣労働者として群馬県嬬恋村へ行き、キャベツ作りに従事した時のことです。自然の中で生命を育てるものづくりに、自分が無心で働けていると気付きました。無味乾燥な工場や東京にはない田舎の懐の深さにも魅力を感じ、翌年も希望して同じ派遣先で働きました。
 しばらくして父が体を悪くしたため実家に戻り、派遣社員として電子部品工場に勤めていましたが、平成21年1月に契約を打ち切られました。農業へ進もうと決心したのはその時です。その月すぐに、石川県が主催した就農説明会に参加し、3月の就農面談会で現在勤務する川原農産と出会いました。
 その会場で、専務に「就農の先に夢はあるか?能登の現実を見ても変わらないか?」と聞かれ、現地を見学させてもらうことになりました。実際に能登へ行くと、見渡す限りの田んぼやゆったり流れる時間は望んでいた通りのものでした。「畑付きレストランを営みたい」と考え、「働かせてください」と、その場でお願いしました。

就農してから現在まで

 就農して、特に楽しく感じているのが、常に移り変わる自然を相手にしているところです。料理のようにレシピがあるわけではなく、ほとんどの作物は年一回しか作れません。最も重要な要素である天候にいたっては、コントロールのしようもありません。だからこそ、良いものを作るため、人の力の及ぶ作業については一つ一つ心を込めて取り組んでいます。天候次第で努力が水の泡になることや、面倒な作業もたくさんありますが、それも含めて楽しいと感じています。
 また、転職する中で大型特殊自動車免許やフォークリフト技能講習修了証などの資格を取っていたので、当初からさまざまな農機の操作を任せてもらいました。会社では米を使ったポン菓子の加工製造も手がけており、調理に従事していた経験も少しばかり役立っています。
 知識や技術を身に付けるため、農業技術検定にチャレンジしていて、今年度は3級を取りました。これからどんどん勉強して、2級、1級も取得したいと思っています。

将来はこんな農業をめざします!

 レストランを持って隣に自前の畑を構え、自分たちが作る新鮮な食材を、自分たちで調理して提供したい。

今後就農をめざす人へ

 農業は決して収入の恵まれた仕事とは言えません。就農当初、私の給与も少額でした。しかし、私も会社も農業も、まだまだのびしろがあります。夢や目標を持って臨めば、良い結果にたどり着くはずです。
 それと、作物を育てる際には、農機の操作が必須のスキルです。ショベルカーなど車両系建設機械の資格を持っていると役立つと思います。

農林総合事務所からのメッセージ

 「仕事が忙しいほうがメリハリがあって充実感を感じる。」という向さんの取り組み姿勢に常々敬服しています。
 今では、川原農産になくてはならぬ存在ですが、更に多くのノウハウを学び、近い将来必ずや『夢』の実現を図って下さい。(出来れば奥能登の地で)期待しています。

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