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ミニ野菜栽培で独自性。就農2年目に黒字化を実現した専業農家(北本 和幸)

北本和幸写真

北本 和幸(きたもと かずゆき)

Profile

石川県川北町生まれ
高知大学理学部自然環境科学科地球史環境科学コース卒業後、福井県鯖江市のメガネレンズ製造販売会社に勤務
平成19年 福井県主催の農業講座に通う
平成20年 会社を退職し、石川県の就農準備校「アグリ塾」に入校
平成21年 専業農家「いちびさ」を創業

経営概要

 露地栽培(枝豆、ナスなど)30a、ハウス栽培(トマト、カボチャなど) 10a

就農のきっかけから就農まで

 実家が兼業農家だったため、小さいころから農作業を手伝っていましたが、次男という立場から農家を継ぐことはまったく考えていませんでした。
 そんな私に転機が訪れたのは、メガネレンズ製造販売会社の勤務にも慣れた平成19年のことです。
父親が会社で定年を迎える年齢になり、実家の農業を誰が継ぐのかという後継者問題が持ち上がりました。兄は農業をする気はなく、私も「米をつくっても赤字だろうから、いっそのこと辞めてしまえばいい」と思っていたぐらいです。
 ですが、「せっかく土地があるのだから、専業農家という選択肢もあるのではないか」と思い直し、会社勤めを続けながら、福井県が開講していた農業講座に通い始めました。
 農業講座では、座学で基礎的な知識や技術を学習しながら、トマトやカブなどの野菜を実際に栽培しました。知らないことを学ぶ経験は楽しく、何よりやったらやっただけの成果が返ってくる農業に魅力を感じました。そこで、平成20年に会社を辞め、石川県の就農準備校「アグリ塾」に1年間通った後、同21年4月から専業農家としてスタートを切りました。

就農してから現在まで

 初めから稲作は父親に任せるつもりでしたので、減反政策で休耕田となっていた土地を利用した施設園芸に取り組むことにしました。そして、「独自性を打ち出し、販路を開拓できなければ、経営として成り立つ農業は実現できない」と考え、秋から冬にかけては石川県内でも生産が少ない「ミニ野菜」を栽培することに決めました。ミニ野菜とは、普通よりも小さいサイズで成熟する品種の野菜で、切る手間が省けることや食べきりサイズなので無駄が出ないなどの理由で人気があります。
 南加賀農林総合事務所の方々から育苗技術や病害虫対策の指導を受けながら、ミニキャベツやミニ白菜、ミニカボチャなどの少量多品目栽培に取り組むほか、春から夏には市場の規格に合った枝豆やナス、トマトなどの野菜を生産しています。生産した野菜は市場へ出荷するだけでなく、地元の直売所でも販売し、就農2年目に黒字転換を果たすことができました。
 3年目は、これまでの販売結果や消費者の声をもとに、需要の大きい枝豆の栽培面積を5aから15aに広げるほか、アスパラも栽培品目に加える予定です。今後も、小規模な面積でも栽培をうまくローテーションさせ、小さいながらも一目置かれる専業農家を目指します。

将来はこんな農業をめざします!

 たっぷり愛情を注ぎ込んだミニ野菜をいつまでも消費者に届けたい。

今後就農をめざす人へ

 経営が軌道に乗るまでは、売れる作物を栽培することを勧めます。最初は赤字だったとしても悩まないでください。農業を楽しみ、努力を惜しまなければ、結果は自ずとついてきます。農業技術は日々、進歩しています。新しい栽培技術を取り入れるなど、生涯にわたって勉強を続けなければなりませんが、チャレンジのしがいがある魅力的な職業です。

農林総合事務所からのメッセージ

 北本さんは一から野菜の栽培をスタートさせましたが、とても勉強熱心であることが話の節々から伝わり、頼もしさを感じました。
 2年目ながら持ち前の明るさと行動力で、早くも周囲から注目を集めており、これからも地域の中心人物として、園芸農家の少ない川北町で、一際目立つ存在となることを期待しています。

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