能登山菜のページへ 6次産業化のページへ
HOME農業を始めてみたい方へ就農してからのこと考えて行動すれば、成果に反映される。それが農業の魅力です(出倉 裕一)
このエントリーをはてなブックマークに追加

考えて行動すれば、成果に反映される。それが農業の魅力です(出倉 裕一)

出倉裕一写真

出倉 裕一(でくら ゆういち)

Profile

石川県宝達志水町(旧志雄町)生まれ
都留文科大学文学部卒業
同大学大学院文学研究科修士課程修了その後、(社)農山漁村文化協会に入社
平成21年 地元に帰って就農。ミニトマトやネギを栽培する
 

経営概要

 ミニトマト9a、ネギなど20a

就農のきっかけから就農まで

 私は大学院で農村の地域づくりについて研究した後、農業分野などの書籍を刊行する出版社に勤務しました。営業活動で全国各地を飛び回り農家の方と接するうち、農業の面白さを実感し、就農を決意しました。実家は水稲栽培の兼業農家ですが、実家に戻るのは抵抗がありました。それに、農業をやるならトマト栽培と決めていました。以前、山口県のトマト産地を訪れた際、若者たちが生き生きと働いている姿を見て、刺激を受けたからです。
 当初はターン就農の道を模索していたのですが、最終的には地元に戻ることを決めました。Uターンのきっかけになったのは宝達志水町で水稲やミニトマトを栽培する谷口さんの存在でした。谷口さんは卒論を書く際にもお世話になった方で、就農について相談した際、「地元でやればいい」と勧めてくれたのです。確かに、実家には軽トラックやトラクターもあり、初期投資を軽減するには好都合です。何より、谷口さんというお手本が身近にいることが心強いと感じました。

就農してから現在まで

 まずは、谷口さんからビニールハウス2棟を借りてミニトマトを栽培したほか、実家の農地のうち10 アールを畑にしてインゲンやブロッコリー、黒大豆などを育てました。基本的には栽培マニュアルを見ながら作業し、ミニトマトの枝の誘引や防除のやり方など、分からない点は谷口さんに指導を仰ぎました。2年目はミニトマト用のビニールハウスを2棟増設したほか、畑も20アールに拡張して新たにネギの栽培をスタートしました。猛暑でミニトマトの収穫量が落ち込んだり、ネギも除草剤をまくタイミングが後手に回り、草取りに追われるなど、失敗を通して多くのことを学んでいます。
 この2年間で感じたのは、春から秋にかけての営農だけでは経営的に厳しいということです。しかし、現在ビニールハウスが建つ山間地は雪深く、冬に農作業はできません。そこで、今冬は雪の少ない場所にビニールハウスを1棟借り、チンゲンサイや小松菜などの試験栽培に取り組んでいます。うまくいけば、新たにビニールハウス2棟を平地に新設したいと考えています。収入は以前と比べて半減しましたが、農業は自分で考えて行動すれば収入に反映される点が魅力です。収穫量の少ない野菜などを直売すると、「おいしいかった」「安いね」など、消費者の声を聞けることも励みになっています。

将来はこんな農業をめざします!

 まだまだ栽培経験が少ないので、一つ一つの作業について課題をクリアし、自分のものにしていきたい。

今後就農をめざす人へ

 自分で農業を始めるには元手がかかりますので、あらかじめ資金を貯めておくことが必要です。また、いつでも気軽に相談できる人が周りにいるという環境も大切だと思います。
 技術を習得したい場合は、いしかわ農業人材機構や農林総合事務所で研修制度を紹介してもらえます。うまくいけば、研修生を受け入れる農家の情報も入手できるかも。

農林総合事務所からのメッセージ

 民間就職後、地元に戻り就農した出倉さん。ミニトマト、ネギ、チンゲンサイ等周年栽培に取り組んでいるとのことで初めてということもあり手探りの部分も多いと思います。まだまだ栽培経験が少ないものの、独学のほか先輩農家の指導も仰ぎながら鋭意努力されており、早期の技術習得を図って収益を向上させてほしいと思います。
 今後は、消費者の生の声を栽培面に生かしていただき、地域の担い手として一層地元を盛り上げていって下さい。

▲ページTOPに戻る
 


公益財団法人いしかわ農業総合支援機構 〒920-8203 石川県金沢市鞍月2-20 石川県地場産業振興センター新館4F TEL076-225-7621 FAX076-225-7622 免責事項のページ 個人情報についてのページ お問い合わせのページ